■編集元:メンヘルサロン板より「アンパンマンがメンヘラだったら」
1 優しい名無しさん :2006/10/14(土) 20:11:18 ID:3KQen3r3
頭を箸で叩きながら大声出して歩き回る躁病のテンドンマン
しかもそれは統合失調症の幻覚妄想
「みんな俺をばい菌扱いしやがって…」と逆恨みするボダ・バイキンマン
自傷行為(顔をちぎる)を繰り返すアンパンマン
鬱なのに必死で給食配達を続けるショクパンマン
拒食症で口からカレーを吐き出すカレーパンマン
アンパンマンの顔を過食嘔吐するカバオ。
そんなカバオを見てやっぱり傷付くアンパンマソ
出歩いていると因縁をつけてくるアンパンマン。
問答無用で繰り出されるアンパンチ。
顔面を襲う衝撃。
吹き飛ばされる細身の身体。
「バイバイキーン」
言って、おどけてみせるバイキンマンの哀しさ。
逃げ帰った家。
引き篭もるバイキンマン。
外出することへの恐怖。
フラッシュバックする記憶。
「お前の顔は醜いバイキンそのものだ」
耳について離れないカバオの言葉。
布団をかぶって閉じこもる暗い部屋。
時折どうしようもなくあげてしまう、言葉にならない叫び。
堪らなく身もだえする夜。
叩き割られた部屋の鏡。
鏡の破片で裂けた拳。
流れ落ちる鮮血。
割れた鏡に歪んで映る紫の顔。
それでも誰かに好かれたいと願う心。
鏡の破片に向かって、笑顔を作ってみせる健気な努力。
「ハッヒフッヘホー」
笑い声は、けれど道化じみた奇妙な笑声。
あんた詩人だな
「これが動く!これが動く!」
そう言いながら食べもしない巨大な顔型アンパンを大量に焼き続けるジャム
おいしーパンをーつくろ〜♪
没個性化されたカビルンルン達
優しい名無しさんのように
アンパンマンにはメロンパンナちゃんがいて食パンマンにはドキンちゃんがいる。・・・僕は?
僕には誰もいない!!!うわあああああああ
カレーパンマン可哀相ネ
ひどく身体が重い。
空を飛ぶ気になれない。
朝の薄ら白い光に照らされた部屋で目覚めたばかりの僕は、
もう疲れ果てている。
ベッドに横たわったまま、起き上がることもできない。
窓から外を見れば、灰色の空。
こんな日は、顔が湿気ていけない。
パトロールに出かける気もしない。
昨日も、パトロールをさぼった。
パトロールに行くフリをして、東の森をふらふらと彷徨った。
木々の葉陰が薄暗く僕を包む。
背丈より少し高い所で、うねるように枝を出した樹があった。
僕はその枝にベルトをかけ、首を吊った。
アンパンが取れただけだった。
死なない身体が呪わしい。
なんの為に生きているのか。
なんの為に毎日空を飛び、なんの為に顔を人に食わせるのか。
心配しなくとも、空腹の子供なんていないのだ。
おまけに、口の肥えたガキは、アンパンなんて食いやしない。
いつか夕暮れ時に、下校途中のウサコが腹を空かせていたことがある。
パトロール途中だった僕は、彼女に顔をやったんだ。
そうしたらあの女、僕の顔につまった粒餡を見て、
「この黒いブツブツ、気持ち悪い。ゴキブリの卵みたい」
そう言うと、僕の顔を捨てたんだ。
その後しばらく、僕は自分の顔にゴキブリの卵がつまっている気がして、
自己嫌悪に陥った。
まったく、人に優しくなんてするもんじゃない。
パトロールをしていて顔を欲しがるのは、カバオくらいだ。
賎しいガキだ。
あいつは二、三日、空腹でいるくらいがちょうどいいのだ。
あいつはなんだって食う。
食パンマンの顔さえ食おうとした。
食パンマンは爽やかに笑って、
「僕の顔は食べられないんだ」と言った。
嘘を言う。
食パンは食うものだ。
奴は単に顔が汚れるのが嫌なだけなのだ。
紳士を気取りやがって。
その後、あからさまに嫌そうな顔をして、
「あのガキをどうにかしてくれ」
とカレーパンマンに毒づいていた。
偽善者め。
パンだからって仲間ヅラしているが、あいつは好きじゃない。
まったく、ろくな奴がいない。
考えていると、イライラしてきた。
こんなときは、バイキンマンでもぶちのめしたくなる。
あいつは殴るのにちょうどいい。
ひしゃげた丸い鼻をめがけて、拳を打ち込む。
叩き込む。
「はひふへほぉ」
間抜けな声で吹っ飛んでゆく。
このくだらない世界を生きてゆくための、ちょうどいいストレス解消法だ。
「アンパンマン」
不意に、バタコが僕を呼んだ。
いつ僕の部屋に入ったのか、バタコは僕の枕元に立っていた。
「新しい顔よ」
顔?
顔がどうしたというのだ。
ぼくにはよく分からなかった。
バタコを見る僕の顔は、怪訝な表情をしていたろう。
けれどバタコは笑って顔を差し出す。
テカテカと黒光りする、焼きたてのアンパン。
仕方なく顔を取り替える。
古い顔を見た。
なるほど。
カビが生えている。
最近、ひどく気分が沈むのはこのせいだったのか。
「元気百杯、アンパンマン」
言って苦笑いしてみせた。
薄暗いパン工場。
昼間なのにカーテンが閉ざされている。
室内は、ひどく荒れている。
床に転がるボウル。
ぶちまけられた小麦粉。
割れた窓。
血の付いた包丁。
そこから、点々と続く血痕。
カメラはそれを、たどってゆく。
黒い影が映る。
血溜りに、うつ伏せた男。
コックスーツが、赤黒く染まっている。
コック帽子は脱げ、頭の上に転がっている。
頭髪は、白い。
ジャムおじさん。
その呼吸はすでに止まっている。
カメラは上向きに角度を変える。
パン工場の天井を横切る梁に、ロープがくくり付けられている。
そのロープをたどって、カメラは下にスライドする。
バタコが目をむいて、ぶら下がっている。
その首は、生前の何倍かに伸びている。
目を開いたまま息絶えたその表情には、絶望を貼り付かせている。
白い服に付いた赤い染みは、ジャムおじさんを刺した折の返り血か。
カメラは切り替わり、パン工場の外を映す。
工場の白い壁に、寄りかかって座り込んだ男。
アンパンマン。
空を仰いでいる。
よく澄んだ空が眩しい。
黒い鳥が、低い声で鳴きながら横切ってゆく。
アンパンマンは、それを、遠い目で見つめる。
彼には、もう飛ぶ力はない。
腐りゆく頭。
もう代わりのアンパンはない。
途方にくれて、うな垂れる。
山道を走る、食パンマン号。
運転席でハンドルを握るのは、食パンマンである。
その顔は、心なしか、硬くパサついている。
配達すべき食パンは、もうない。
急勾配の道を、制限速度をこえたスピードで走っている。
踏み込んだアクセル。
山の急カーブを、曲がってゆく。
タイヤが悲鳴を上げ、煙を上らせる。
食パンマンは、ちら、とミラーに目をやる。
己の顔が映る。
白い顔の上に、赤や青の斑点が付着している。
カメラは切り替わって、丘の上の草原。
一本の樹が立っている。
幹に寄りかかるようにして、一人の男が座り込んでいる。
カレーパンマン。
もう動かない。
鳩が寄ってきて、その頭部をつついている。
啄ばまれた顔から、カレーが滴り落ちている。
タイトルコール。
アンパンマン
破局前夜。
鳴り響く破壊音と、バタコの悲鳴と、ジャムおじさんの怒声を、アンパンマンは聞いていた。
自室に篭り、布団をかぶって聞いていた。
聞こえないふりをして、二人の声を聞いていた。
終わらない喧騒に、アンパンマンは震えた。
布団の中で、アンパンマンは、いつか、ジャムおじさんと話したことを思い出した。
「人間は醜いものだよ」
ジャムおじさんは、そう言った。
アンパンマンは、よく分からず首をかしげる。
「貴方もですか。ジャムおじさん」
アンパンマンは、そう尋ねてみた。
ジャムおじさんは微笑んで、頷く。
「私も、醜い。
実に、醜いんだ。
この歳になっても、まだ穢れを落とせないでいる。
バタコを苦しめている。
いい加減そんな自分が嫌になるよ」
アンパンマンには、どういうことか理解できなかった。
けれど、ただ静かに頷いて聴いた。
「私は、だから君たちを作ったんだ。
パン生地のように純白で、
暖かな熱を胸の内に失わず、
ふわりと弾力をもったパンのように優しい、
そんな存在に憧れていたんだ」
ジャムおじさん。
貴方は十分に優しいはずなのに。
アンパンマンには理解できなかった。
ジャムおじさんの心の影を。
純粋であるがゆえに、分からなかった。
バタコの悲しみを。
その夜、満月が西に傾きはじめた頃に、
ようやく怒鳴り声と破壊の音が絶えた。
その後、先ほどまでの騒音が嘘のように、沈黙が落ちた。
なにひとつ音がしない。
バタコが自室に戻るためにドアを開く音も、ジャムおじさんの間延びしたような足音も、聞こえなかった。
沈黙が、なにもかもを吸い込んだみたいだった。
耳から暗闇が忍び込んでくる。
アンパンマンは、頭にかぶった布団をギュッと握り締めた。
眠りに逃げ込みたいと望みながら、けれど眠りは一向に訪れなかった。
落葉樹の林の奥、隠れるように小屋が建てられている。
メロンパンナの住む家である。
紅葉した葉が、風に吹かれてぱらぱらと落ちてくる。
静かな林の中で、乾いた葉を踏む足音が二つ聞こえる。
メロンパンナは、その日、ロールパンナと過ごしていた。
秋の夕暮れの林の中を、二人で散歩している。
メロンパンナの顔は割れて、白いパン生地が覗いている。
一方のロールパンナの顔は、幾らか瑞々しさを失ってはいるが、
けれど白い顔は凛として、死の影を近づけていない。
メロンパンナは、足を引きずるようにして歩く。
ロールパンナは、そんな妹を気遣うように、歩調を落として歩いた。
ロールパンナが、大丈夫? と問うと、メロンパンナは青い顔に微笑を浮かべる。
少し間をおいて、大丈夫、と答えた。
二人に吹き付ける風が冷たい。
ふと見ると、メロンパンナの肩が、小さく震えていた。
「もう家に戻りましょう」
ロールパンナは言いながら、自分のマントを妹の肩にかけた。
「そうね……」
メロンパンナは、こわばった表情で頷く。
扉が、ギシ、と軋んで開く。
夕暮れの赤い光が、室内に入り込む。
部屋に入ると、ロールパンナはランプに火を灯した。
薄暗い炎が、部屋を照らす。
床にはクリーム色の破片が散らばっている。
メロンパンナの顔のビスケット生地が、乾いて落ちたものだった。
小屋に戻ると、メロンパンナはくたびれ果てて、床の上に座り込んだ。
ロールパンナは、コップに水を汲んで与える。
メロンパンナは、小さく首を振ってそれを断った。
そうして、力尽きるように目を閉じた。
彼女は、もうピクとも動かなかった。
まるで死んだみたいに動かなかったけれど、メロンパンナの胸は、まだ静かな呼吸を続けている。
ロールパンナはそんな彼女を見つめて、ただじっと立ち尽くした。
沈黙が二人の間を流れる。
木枯らしの吹く音だけが、響いていた。
どれくらい経ったときだろう。
メロンパンナが、ふ、と目を開いた。
ロールパンナはメロンパンナの横に座り、ただじっと、メロンパンナの顔を見つめていた。
弱々しい妹の視線を、受け止める。
メロンパンナは、目の前にまだ姉がいることを確認すると、安心したようにまた目を閉じた。
「ねぇ、お姉ちゃん」
メロンパンナが呟いた。
「おねがい」
小石が、崖を転がり落ちるときに立てる小さな音。
そんな声だった。
「私を、殺して」
メロンパンナの表情は、静かだった。
ロールパンナは戸惑う。
どう応えればいいのか。
彼女には、分からなかった。
死を望む妹の願いを、叶えることは、善なることなのか、悪なることなのか。
胸についた二つのハートが、痙攣するように痛む。
私はどうしたら良いのか。
誰か、教えてください。
そう願った。
ジャムおじさん。
彼の優しい微笑みが頭をよぎる。
けれどもう、ジャムおじさんはいない。
誰もいない。
ただ、目を閉ざして、死を願う妹が一人、目の前に座り込んでいるだけだった。
ロールパンナはメロンパンナの細い首に手をかけた。
静かに夜が降りた。
どれだけ傷付けば、この境地に達するのだろう・・・。どこまでも深く、あまりにも静かに、世界はいつまでも灰色で・・・。
けれど、人の闇に真摯に対峙する目線だけは、ほの暗く曖昧な輪郭を浮き立たせる・・・。
・・・GJ・・・。社食で2Ch、味噌汁ふいた・・・。リアルでも世界は灰色だが・・・、あなたの文章に、一時の光を見たよ・・・。
今日もバイキンマンを殴った。
勿論、人の為なんかじゃない。役割を演じる為だ。
どいつもこいつも上辺だけ合わせやがって。
俺に在るのは人の考えを一方的に押さえ付ける力とその力を利用するジャムおじさんとバタ子だけ。
力による正義の定義と思想の統一、悪の排除が俺に与えられた役割。
この世の全てが嫌になる。食パンやカレーパン、メロンパンだって俺の力に纏わり付いてるに過ぎない。
俺は今からこんな世界を終わらせる旅にでる。
俺か俺以外の全てがいなくなるまで。
誰かに食べさせた顔をそのまま放置しているアンパンマン。
・・・『・・・消えてしまいたい・・・』
ジャムおじさんやバタコさんに、聞こえないように呟いてみる。
自分さえいなければ、きっと皆が幸せに暮らせるはずだから。
迷惑かけて、ごめんなさい。こんな自分で、ごめんなさい。
顔を削る度、その痛みが自分への罰のようでなぜか安心する。
・・・『すみません。こんなものしかなくて・・・。嫌なら捨てて下さい・・・』
アンパンの欠片を受け取ってくれたが・・・、きっと嫌なのだろう・・・。どうも、すみません・・・。
『なにか、つらいことでも?』
普通に笑ったつもりだったけど・・・、気遣われてしまった・・・。笑顔の作り方が分からなくなってきたのかな・・・。
・・・・・・。
『いいえ。とても元気ですよ・・・』
精一杯、笑った。
もう帰ろう。ジャムおじさんの工場へ・・・。
あそこにも、自分の居場所はないのだけれど・・・
今日も、誰にも食べてもらえなかった・・・。
ジャムおじさんやバタコさんが、心配するかな・・・。
夕方まで、山の中にいて時間を潰した。
マントと服を泥で汚して、何かしらやったようにみせる・・・。
アンパンは少しちぎって、川に捨てた。
一番初めの記憶は、ジャムおじさんの顔だった。
【ジャムおじさん】は、自分の名前を教えてくれた後、僕に名前を与えてくれた。
『僕の名前は・・・、アンパンマン・・・』
隣には、【バタコさん】がいて、『あなたの服よ』と、着る物をくれた。
あの時の二人は今よりも、若かった気がする。当たり前か。人間は年をとるのだから。
このまま二人がいなくなったら、僕はどうなるんだろう
気がついたら、厨房から包丁を持ち出し、手首と喉を切っていた。痛みはない。
見ると傷口からは、パンくずがこぼれていた。
『アンパンマン!!』バタコさんが、慌ててかけよってきた。
『だめじゃないの』と、僕の手から優しく包丁を取り上げる。その穏やかな額と口元には、薄く皺が刻まれている。
『また、新しい顔と体を作ってあげるからね』
『・・・え?ジャムおじさんは、どうしたのですか?』
一瞬目を見開いたが、僕の手をひいて、工場へ向かう。
『・・・そうね。ごめんなさい。ジャムおじさんに作ってもらいましょうね』
目には涙が浮かんでいるようだ。ジャムおじさんにもバタコさんにも、申し訳ないことをしてしまった。
『いいえ。僕こそせっかく作って頂いた体に傷を付けて、ごめんなさい』
・・・『明日もいい天気だといいですね』
『・・・そうね』バタコさんは背を向けたまま、優しい声で答えてくれた。
『カレーパンマンは、気楽でいいよなぁ』
『楽天的』
『いいじゃない。前向きで、明るいってことでしょ?』
『カレーパンマンは、頑張ればできる人よ』
『カレーパンマンは、子供達に囲まれて賑やかだな。毎日楽しそうで、うらやましいよ』
バリバリ・・・ズル・・・ゴクンッ
ムシャムシャ・・・パリン・・・モグモグ・・・
気がつくと、自分の周りにはスナックの袋や空のコンビニ弁当がちらかっている。
またやってしまった
片付けの途中、菓子パンの袋を手にとる。
『共食いか・・・ハハハハハハ・・・』
喉に指を入れ、吐いた。
出てきたのは、カレーだけだった。
食パンマンが死んだ。
自殺だった。
うらやましい。死ぬのは怖いけど、僕も消えてしまたい。
だけど、僕らは死ねないはずじゃ・・・?
現場に行くように言われたので、ジャムおじさんに送ってもらう。
最近じゃ、飛ぶこともできない。うつ向いて、コンテナに乗り込んだ。
現場は、近所の工場だった。思ったよりは、整然としていた。
工場長に案内されて、オーブンへ。中には、真っ黒な塊。・・・まだ少し焦臭い。
『これが、食パンマンだよ』
『側に、遺書らしきものがあったんだ。君に預けていいだろうか?』
受け取ったはいいが、誰に渡せばいいのだろうか。食パンマンの身内、友人、恋人。僕は知らないのだ。
仕方なく、内容を確認する。
【・・・毎日、仕事をするのはつらいです。
『仕事してる人は、張り合いがあっていいね。僕なんか何もできなくて、毎日つらくて大変なんだ。うらやましいよ』などと言われ続けるのは、もう嫌です。
終りにします。さようなら】
・・・・・・僕の言った言葉が、書いてあった。
食パンマンが死んだ。
自殺だった。
うらやましい。死ぬのは怖いけど、僕も消えてしまたい。
だけど、僕らは死ねないはずじゃ・・・?
現場に行くように言われたので、ジャムおじさんに送ってもらう。
最近じゃ、飛ぶこともできない。うつ向いて、コンテナに乗り込んだ。
現場は、近所の工場だった。思ったよりは、整然としていた。
工場長に案内されて、オーブンへ。中には、真っ黒な塊。・・・まだ少し焦臭い。
『これが、食パンマンだよ』
生前の真っ白な姿とは対象的で、思わず吐き気を覚えた。
『側に、遺書らしきものがあったんだ。君に預けていいだろうか?』
受け取ったはいいが、誰に渡せばいいのだろうか。食パンマンの身内、友人、恋人。僕は知らないのだ。
仕方なく、内容を確認する。
【・・・毎日、仕事をするのはつらいです。
『仕事してる人は、張り合いがあっていいね。僕なんか何もできなくて、毎日つらくて大変なんだ。うらやましいよ』などと言われ続けるのは、もう嫌です。
終りにします。さようなら】
・・・・・・僕の言った言葉が、書いてあった。
「つぶあんがいいんだ!」
そう言って頭からこしあんを一心不乱にかき出すアンパンマン。
つぶあんを一杯に詰め込んだアンパンマンの表情は
少し、ほんの少しだが満足している様だ。
アンパンマンは繊細な心を持っている。
表情が一変した。
満足感は所詮「粒」の集合
つまりは「個」ではなく「集団」である事に気づく。
夜、工場の周りを少しだけ飛んでみた。
少し寒かったが、誰もいないので安心して飛べた。
月の光を浴びるのは、気分がいい。
なんだか、明日はパトロールに行けそうな気がする。
明日こそパトロールに行かなきゃ。
明日こそ・・・
アンパンマンは思い付いた
水中なら自殺できるのでは?と。。。
水中でパンがふやけ、中身のあんこが溶け出し始めた。
魚につつかれて恍惚の表情を浮かべるアンパンマン。
薄れゆくあんこの中で
「これでボクも楽になれるんだ・・・・」
カバオ「ガハハ、あ、アンパンマンが溺れているぞ」
颯爽と躁カバオ登場
しかし顔がふやけて死ねるとおもったが、頑丈な服やマントの下はなかなかふやけずにいた。
顔だけならまた取り替えられて生き続けてしまう。
この現状に気付き、アンパンマンは不安になってきた。
すると、カバオの悪魔のような人格が出現した。カバオは多重人格だったのだ。
「アンタは死ねねぇんだよ、どうせまた、『ジャムおじさーん』だろ?」
カバオの鬼のような人格が言葉を繋ぐ。
「アンタはいつも『アンパーンチ』ってやってるがよ、何でバイキンマンを殴っ
ていいのか、ちゃんと説明したこと、あんのかよ、え?」
カバオはなお言葉を続ける。
「説明なんかしたことないんだろ?出来ないんだろ?」
カバオの言葉は痛いところを突いていた。そして、とどめの一撃を加えた。
「なら、アンタのやってることは単なる偽善だよ。アンタはその軛を背負って
生きていかなきゃならんのさ。分かったらさっさとジャムおじさんの所に行け、
この偽善者が!」
アンパンマンは打ちひしがれて、ジャムおじさんの所に行かざるを得なかった。
ジャムおじさんは厨房で首を吊っていた・・・・・・・
チーズ「タイヘンダ!!ジャムオジサンガジサツシタ!!」
実はチーズは喋れた。
アンパンマン「やった……これで死ねる………」
カバオ「これで逝けると思うなよ!!俺が新しい顔作ってやる!!」
私はイイ奴じゃない。
でも悪い奴じゃない。
「菌」という響きは、社会的イメージが悪いらしい。
私自身の善悪判断は、
よく分からないけど
社会が
半ば強制的に悪側へ。
別にどっちでもいいけどねwww
悪い奴って思うなら
悪い事してやろうじゃないwww
失敗ったら
ばいきん裏切り当たり前w
ナイスポジション!
でもね・・・
しょくぱんまん様だって
イースト菌・・・。
どうでもいいけどねw
そうだ、ジャムおじさんの代わりなんて幾らでもいる。
バイキンマンだって、代わりはいるんだ。ドキンちゃんでもいい、例えば食パ
ンマンでも、勤まるだろう。
そして、恐らく自分も…
そう思えたとき、アンパンマンに一つの光明が差した。
不思議と静かな気持ちだった。これで安心して逝ける…
と思ったその時だった。
何か騒がしい音が聞こえたと思ったら…
バタ子さんが入ってきた。
「あーぁ、ホントに忙しい!イライラする!ジャムおじさん、何首なんか吊っ
てんのよ!自殺してる暇があったら手伝ってよ!
ちょっと!そこのアンパンマン!顔崩れてるわよ、これで我慢して、手伝ってよ!」
バタ子さんは、アンパンマンの顔をチーズが食べかけたアンパンだか何だか分
からない顔に差し替えた。
ヨダレ臭い…
ふと見るとバタ子さんはジャムおじさんを引きずり下ろし、顔をバチバチ平手
打ちしていた。
これぞ地獄…
その後、バタ子さんのDVが輪を掛けて激しくなったことは言うまでもない。
アンパンはバタ子さんが電話するのを聞いてしまった。
バタ子さんの本名は「鈴香」だった!
しかし、鈍いアンパンマンは全く気付かないでいた。
利にさといバタ子さんは、当然の如くそんなことを見越していたのだ。
その間に虐待され続けるチーズ。
ジャムおじさんは悪夢の平手打ちから幸い―いや、後から考えれば、不幸にも
と言うべきか―息を吹き返し、再び馬車馬のように働かされていた。
ジャムおじさんは、日に日に無口になっていった。
そしてジャムおじさんの強制労働の日々が始った・・・・
ジャムおじさんはヘルニアになってしまったが、ばたこには怖くて言えず、なお働き続ける日々がつづき、ジャムおじさんにとってそれは苦痛の生き地獄だった
やがて、ジャムおじさんは一つの思考に捕われるようになっていった。
それは、世の中に自分を必要としているものなどないのではないか…と。
パンならバタ子が焼けば…正確にはバタ子が誰かの尻を叩いて焼かせればいい。
アンパンマンも食パンマンも、顔があれば最悪やっていけるだろう。そうした
ら、自分は?
そう思うと、胸が締め付けられるような感じがした。
そう思っていた矢先、バタ子は暴言を吐いた。
「ヲラヲラ、何やってんのよ!パンの焼けないジャムおじさんは、単なる汗臭
い脂ぎったオヤジでしょっ!ジャムなんて名前、嘘じゃん。マーガリンの方が
お似合いだわ」
―それを言うなら、バターだって同じ…と思ったが、言えなかった。
「今度手を抜いたら、腹筋100回に、デコピン50回だよっ!」
―何故デコピン?意味が分からない、教えてくれ、アンパンマン!
本来なら、助けてくれだろうが、ジャムおじさんは思考力がなくなっていた。
しかし、アンパンマンはトリプタノールをODしていたため、眠気で朦朧とし、
乾いてパリパリになっていた。
心優しいバイキンマンは、そんなアンパンマンにメイプルシロップを掛けてあ
げた。
…あっという間にタカる蟻たち。
バイキンマン、それはいらないよ…
アンパンマンはチクチク刺されながら、遠のく意識の中でバイキンマンのあり
がた迷惑を呪った。
だが、アンパンマンのその思いは口に出ていた。
「バイキンマン、氏ね、地獄に堕ちろ!」
いつもの『アンパーンチ』は愛情の裏返しと受け取っていたのに、突然の罵倒
にアンパンマンの真意を見た繊細なバイキンマンは当然傷付いた。バイキンマ
ンはリスカに走った。
「バイバイキーン」
おどけたバイキンマンの言葉は、返って哀愁を漂わせ、痛々しかった。
一方、錯乱状態に陥ったジャムおじさん。
安定剤の切れたチーズが、ジャムおじさんに噛みつこうと駆けずり回る。
飼い犬に手を噛まれるとは、正にこのことだな…
ジャムおじさんは、全てがどうでもよくなり、この苦しみから逃れることしか
考えられなくなっていた。
ばたこが主導権を握っている‥この工場はばたこだけで建てたわけでもないのに‥
ジャムおじさんは辛さが限界に達し、無気力をとおりこしてばたこへの憎しみへとかわった。
そのころ、バイキンマンはリスカを繰り返していた。
そしてドキンちゃんへDVするようになった。
ドキンちゃんも食パンまん様への一方的な片想いで悩んでおり、バイキンマンと共依存してやる、もうどーでもいいと思っていた。
バタ子へのリベンジに燃えるジャムおじさん。どこで入手したのか分からない
が、火炎放射機を持ち出して来た。
これでバタ子の骨の髄まで焼き尽してやる!焼きバター、ハッハッハ!
バターは焼けずに溶けるものだという矛盾にも気付かず、火炎放射機を持って
工場の外に出た。
そこにたまたま通りかかったカバオ。
カバオはウキウキしていた。今日は多重人格の躁が現れているようだ。
「ジャムおじさん、それ、なんすか」
「…あ、あぁ、ガスバーナーだよ…」
ジャムおじさんはしどろもどろに答えた。
「へぇ、何に使うんすか」
―うっとうしいぞ、カバオ!
「な、何って、パ、パンをや、焼くに決まってるじゃないか…」
ジャムおじさんは苦し紛れの嘘をついた。
「何か面白そうだなぁ、見てみたいなー」
カバオはジャムおじさんの手から火炎放射機を奪った。
ぼぉーーーっ!
「ふはははははっ、ジャムおじさん、これ火、強ぇっす、ふはははははは」
ジャムおじさんの工場は丸焼けになった。
急襲されたバタ子は、ジャムおじさんに氷のような視線を投げつけた。
「ジャムおじさん、これじゃ焼きバターっす、ふははははは」
カバオは自分のやったことを自覚する筈もなく去って行った。
あぁ、後が怖い…
ジャムおじさんの様子がおかしくなってきた!限界が来ている!!
ジャムおじさんは、何時からか自分の飲んでいる薬をパンに混入するようになっていた
もちろん其れはパンたちの性格、行動、ひいてはそれを食べるカバオたちにも影響を及ぼしていく
もはやジャムおじさんには善悪の判断などつかなくなっていた。
最初、ジャムおじさんはパンにトレドミンを混ぜたが、吐き気を訴える人が続
出したので、すぐ取り止めた。
次に、レキソタンを混ぜたが、今度は喉の渇きを訴える人が出たため中止。だ
がソラナックスはそこそこ評判がよく、人気商品となった。
その代わり、アンパンマンはすっかりおとなしくなり、バイキンマンと戦うの
を止めてしまった。
とは言え、ソラナックスはそこそこ成功だったので、勢いづいたジャムおじさ
ん。次は、よせばいいのにパンにリタリンを混ぜて売ることにした。
カバオはリタリンを飲まされ、すっかりハイな気分が病み付きになり、恐ろし
いことに、依存症になってしまった。
カバオは金を作るため、ありとあらゆるものを利用してパン屋に通いつめた。
ジャムおじさんは、客からの要望に応え、どんどん薬を増量していく。
ジャムおじさんも味見しているうちにリタ中が進行していった・・・。
チンチンシュッシュッシュッシュ
そして、完全なリタ中となってしまったジャムおじさんはもうパンに薬を入れるのをやめた
自分の分が惜しかったからだ。
しかし、カバオをはじめ、皆の身体はすでにジャムおじさんのパンなしで生きていけるものではなかった
一ヵ月以上顔を取り替えてない
みどりのアンパンマン
パキシルロールありま…す…か…
ブルブル震え、よろけながらの客が途絶えない。
開店以来の行列の出来るパン屋さんになった。
恥ずかしいアンパンマン号に乗って、ひたすらに顔を製造するジャムおじさん。
これも仕事だと割り切って働く鬱バタコ。
父は3歳の時に不慮の事故死。(ジャムおじさんがパンと間違えてオーブンに)
母はそれが原因で、発狂。
弟はリタ中。
家族の生活はバタコの細腕にかかっているのだった。
昼はパン屋、夜は風俗。休む暇なんてなかった。
「ああ、いつになったら私のスウィートハニーは現れるのかしら。。。」
アンパンマン「僕がいるよ、マイハニー」
落ちている自分の古い顔を見て鬱になる…
アンパンマンの古い顔は、落ちたりしないよ
新しい顔になった途端その場で消えるんだよ
だから、もちろん捨てたりもしないよ
やなせ先生が言ってたよ
mgd??
鳥の餌かなんかになってんのかと思ってた…
だから・・・・君の顔・・・半分・・・・・
バタコ「いないよ」
躁鬱というか二重人格設定なんだけど
前半は
「悪魔の声がささやくよ おまえは悪魔の子」
「悪魔のつばさ はばたけば こころが青ざめる」とか言ってる
「ああ とつぜん かわるのよ」で転換
後半は
「今はよくわかる よくみえる うれしいんだ ルルラララルーラッラ」とか言ってる
だったのが途中から
アンパンマン<メンヘル
になっとる
こえーよ
なげーよ
カバオ「お前の顔は醜いバイキンそのものだ」
が加持さんボイスで脳内再生された
この所、ずっと鬱だったんだ。
このスレ、なんだかとても心地よかったよ。
今しばらく、あっちの板の住人となってみようか……。
は
なーんのためにーいきるのかー
わからないまーまーおわるー
もうそれでいいや…
メンヘラ板ってそういう人も有してるんだ
ただくさって自己憐憫に浸ってるだけの奴は嫌いだけど、内面の鬱屈を芸術に昇華させることができる人は本当に尊敬するわ
ちょっといってみようかと思った