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  • 編集元:一般書籍板より「「おっ」と思った小説の冒頭をあげるスレ

    1 無名草子さん :2005/07/09(土) 22:57:16
    「小説の半分は冒頭で決まる」って言ったのは誰だっけ?



    オレか。

  • 2 無名草子さん :2005/07/09(土) 23:11:03
    日の出通り商店街を歩いていると、天ぷら屋が襲ってきた。

    中島らも「日の出通り商店街いきいきデー」
    (講談社文庫「白いメリーさん」収録)

    41 無名草子さん :2005/09/22(木) 14:05:22
    >>2
    その時点で続きが気になるもんな。

    3 無名草子さん :2005/07/09(土) 23:31:01
    彼のことを、私と息子は博士と呼んだ。そして博士は息子を、ルートと呼んだ。
    息子の頭のてっぺんが、ルート記号のように平らだったからだ。
    「おお、なかなかこれは、賢い心が詰まっていそうだ」
    髪がくしゃくしゃになるのも構わず頭を撫で回しながら、博士は言った。
    友だちにからかわれるのを嫌がり、いつも帽子を被っていた息子は、警戒して首をすくめた。
    「これを使えば、無限の数字にも、目に見えない数字にも、ちゃんとした身分を与えることができる」
    彼は埃の積もった仕事机の隅に、人差し指でその形を書いた。

    小川洋子『博士の愛した数式』

    4 無名草子さん :2005/07/10(日) 07:08:20
    昔々、人々はみんな名前を持っていた。そしてその名前は親によって
    つけられたものだと言われている。
    そう本に書いてあった。
    大昔は本当にそうだったのかも知れない。

    高橋源一郎『さようなら、ギャングたち』

    5 無名草子さん :2005/07/10(日) 07:10:23
    まずコンパスが登場する。彼は気がくるっていた。

    筒井康隆『虚航船団』

    7 無名草子さん :2005/07/10(日) 07:22:27
    おおプレネリ、あなたのおうちは何処? わたしのおうちはスイスランドよ。
    綺麗な湖水の畔なのよ。やーっ、ほーっ、ほーとランランラン、って、阿呆か俺は。
    なにもかかるケンタッキーフライドチキン店の店頭で、おおブレネリを大声で
    歌わなくてもいいじゃないか。ね、ごらん、店員も客も、みな奇妙なものを
    見るような目をしている。やめてくれないか、そんな目でわたしを見るのは。
    わたしは狂人ではないのだよ。

    町田康『河原のアバラ』

    8 無名草子さん :2005/07/10(日) 07:24:22
    ブルース・リーが武道家として示した態度は、「武道」への批判であった。

    阿部和重『アメリカの夜』

    9 無名草子さん :2005/07/10(日) 07:35:56
    アメリカはまだ若く、そこに住む人々は、時にそれが野蛮なふるまいに
    およぶことがあったとしても、力と勇気に満ちていた。まじないや迷信と
    区別がつかないことがあったが、あつい信仰心を持っていた。抜け目なく、
    たえず相手を出し抜くことばかり考えているくせに、とつぜん一年中
    街角のテラスに置かれた椅子に腰掛け静かに微笑んでいる白痴に
    全財産を譲ったりもした。一月の間、一日も欠けずに、毎晩三人ずつ
    娼婦を相手に精水をこぼし、娼婦が買えないときは馬や牛が相手でも
    へいちゃらなくせに、東部からやってきたレディの前にでると、
    ひとこともしゃべることができなかった。
    アメリカはまだ若く、そこに住む人々は、老人でさえこどものように
    無邪気だった。ブッチ・キャシディとサンダンス・キッドのような
    強盗でさえ、そうだった。

    高橋源一郎『ゴーストバスターズ』

    10 無名草子さん :2005/07/11(月) 19:07:46
    グレゴール・ザムザに起ったことが吉良上野介義央にも起った。ザムザの変身譚を信じられぬ人は、この物語もまた信じられないだろう。

    小林信彦「裏表忠臣蔵」

    11 無名草子さん :2005/07/11(月) 19:40:19
    >>1、吉村昭がそんなようなこと言ってなかったかな?

    桜の樹の下には屍体が埋まってゐる!/「桜の樹の下には」梶井基次郎
    「実にたいした機械でしてね」/「流刑地にて」カフカ,池内訳

    12 無名草子さん :2005/07/16(土) 11:52:04
    ひとびとが分析的知性と呼ぶものがあるが、これを分析する
    ことは、ほとんど不可能である。ぼくたちはそれを、ただ結
    果から判断して高く評価するだけなのだ。

    ポー「モルグ街の殺人」

    13 無名草子さん :2005/07/20(水) 17:05:56
    減るもんじゃねーだろとか言われたのでとりあえずやってみたらちゃんと減った。
    私の自尊心。
    返せ。
    とか言ってももちろん佐野は返してくれないし、自尊心はそもそも返してもらうもんじゃなくて取り戻すもんだし、
    そもそも、別に好きじゃない相手とやるのはやっぱりどんな形であってもどんなふうであっても間違いなんだろう。

    舞城王太郎『阿修羅ガール』

    15 無名草子さん :2005/07/20(水) 17:21:33
     朕は、日本国民の総意に基いて、新日本建設の礎が、定まるに至つたことを、深く
    よろこび、枢密顧問の諮詢及び帝国憲法第七十三条による帝国議会の議決を経た
    帝国憲法の改正を裁可し、ここにこれを公布せしめる。

    御名御璽
    昭和二十一年十一月三日

    GHQ著『日本国憲法』

    17 無名草子さん :2005/07/21(木) 02:09:17
    山路を登りながら、こう考えた。
    智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。
    意地を通せば窮屈だ。とかく人の世は住みにくい。
    住みにくさが高じると、安い所へ引き越したくなる。
    どこへ越しても住みにくいと悟った時、
    詩が生まれて、画ができる。

    夏目漱石『草枕』

    20 無名草子さん :2005/07/22(金) 08:54:28
    >>17
    草枕の冒頭はほんとに凄いやね。
    傑作中の傑作ではないかな。

    18 無名草子さん :2005/07/21(木) 02:12:40
    ロリータ、わが生命のともしび、わが肉のほむ。わが罪、わが魂。ロ、リー、タ。
    舌のさきが口蓋を三歩進んで、三歩目に軽く歯にあたる。ロ。リー。タ。
    朝、ソックスを片方だけはきかけて立つ四フィート十インチの彼女はロだ。
    ただのロだ。スラックスをはくとローラだ。学校ではドリーだ。
    しかし、わたしの胸に抱かれるときの彼女はいつもロリータだ。


    ナボコフ「ロリータ」
    これは凄い。

    161 無名草子さん :2006/09/13(水) 11:26:50
    >>18
    これ好き。

    182 無名草子さん :2007/03/30(金) 19:38:40
    >>18
    これすごいな。気に入ったよ。

    19 無名草子さん :2005/07/21(木) 21:05:14
    The night was young, and so was he. But the night was sweet, and he was sour.
    「夜は若く、彼も若かった。が、夜の空気は甘いのに、彼の気分は苦かった。」

    W.アイリッシュ「幻の女」。ありきたり?


    「スカーレット・オハラは美人ではなかった・・・」

    いきなり・・・

    22 無名草子さん :2005/07/24(日) 09:55:08
    高校の時の親友が俺にこう言った。
    「ちょうだい、これ。お前っていい奴だよな」
    だからってわけじゃないけど、俺だって自分のことを
    「悪い奴」なんて思っていなかった。
    地球を滅ぼすほどの悪いやつだなんて。


       『ROLLING BOMBER SPECIAL』(中島哲也)

    ドラマだけど、小説の冒頭っぽいので。

    23 無名草子さん :2005/07/28(木) 15:00:25
    情熱の大半には、自己からの逃避がひそんでいる。
    何かを情熱的に追求する者は、すべて逃亡者に似た特徴をもっている。

    情熱の根源には、たいてい、汚れた、不具の、完全でない、確かならざる自己が存在する。
    だから、情熱的な態度というものは、外からの刺激に対する反応であるよりも、
    むしろ内面的不満の発散なのである。

    エリック・ホッファー『魂の錬金術』

    24 無名草子さん :2005/08/07(日) 13:39:17
    この島から最初に消え去ったものは何だったのだろうと、時々わたしは考える。

    「あなたが生まれるずっと昔、ここにはもっといろいろなものがあふれていたのよ。
    透き通ったものや、いい匂いのするものや、ひらひらしたものや、つやつやしたもの・・・・・・。
    とにかく、あなたが思いもつかないような、素敵なものたちよ」

    子供の頃、そんな物語を母はよく聞かせてくれた。

    「でも悲しいことにこの島の人たちは、そういう素敵なものをいつまでも長く、
    心の中にとどめておくことができないの。島に住んでいる限り、心の中のものを順番に一つずつ、
    なくしていかなければならないの。たぶんもうすぐ、あなたにとっての最初の何かをなくす時が、
    やってくるはずよ」

    小川洋子 『密やかな結晶』

    物語の中でもう一つの物語が進んでゆきます。

    26 無名草子さん :2005/08/17(水) 16:37:26
    今日、ママンが死んだ。

    30 名前:塩騒動 ◆2ioDH3LUm6 投稿日:2005/09/01(木) 21:23:26
    >>26
    異邦人だっけ?

    38 無名草子さん :2005/09/18(日) 00:07:31
    ものうさと甘さとがつきまとって離れないこの見知らぬ感情に、
    悲しみという重々しい、りっぱな名をつかようか、私は迷う。

    フランソワーズ・サガン『悲しみよこんにちは』

    42 無名草子さん :2005/09/23(金) 11:49:01
    ぼくは二十歳だった。
    それがひとの一生でいちばん美しい年齢だなどとだれにも言わせまい。

    ポール・ニザン「アデン アラビア」

    46 無名草子さん :2005/09/24(土) 03:05:58
    この国には何でもある。ただ、希望だけがない。

    48 無名草子さん :2005/09/27(火) 02:04:01
    >>46
    希望の国の絵糞出すだね。
    ムラリュウの小説は出だしだけ秀逸なものがあるよね。

    「ゴッホがなぜ耳を切ったか、わかるかい」
    とそのホームレスの男は僕に日本語で話しかけてきた。
    ニューヨーク、ダウンタウンのバウアリー。

    この「エクスタシー」の冒頭は痺れちゃったな。

    47 無名草子さん :2005/09/24(土) 10:45:46
    「オツベルと象」
    オツベルときたらたいしたもんだ、のんのんのん〜

    54 無名草子さん :2005/10/15(土) 14:50:52
    自分とセックスをしている夢を見て、目が覚めた。

    中山可穂『猫背の王子』

    58 無名草子さん :2005/10/18(火) 20:28:27
    君は、スケッチブックを開いて、八角時計をいくつも描いていた。
    最後の方は、文字盤だけになる。

    北村薫「ターン」

    おっ、というよりおっ? と思った

    62 無名草子さん :2005/11/17(木) 15:16:04
    たまたま今日読んでいた小説なんだけど、ちょっと「おっ」と思ったので書く。

    「あなたは、袋小路に住んでいる。つきあたりは別の番地の裏の塀で、
    猫だけが何の苦もなく往来している。」

    絲山秋子『袋小路の男』
    この作者の本は初めて読んだけど、ちょっと良かったな。

    いままでのベストを挙げろと言われたら、ものすごくありきたりで恥ずかしいけど、
    川端康成『雪国』、同じく『浅草紅団』。
    『雪国』は書くまでもないので省略。

    「鹿のなめし革に赤銅の金具、瑪瑙の緒締に銀張りの煙管、国府煙草がかわかぬように
    青菜の茎を入れた古風な煙草入れを腰にさげ、…」

    川端康成の冒頭はすべて「おっ」と思う。冒頭だけじゃなく、全部好きだけど。
    既出だけど、村上龍の「限りなく〜」はとてもしびれた。
    何度読み返しても、ここはすごいと思う。それ以降の話は退屈だけど。

    64 無名草子さん :2005/12/08(木) 10:48:45
    なにがでるかな、なにがでるかな


    羽田圭介「黒冷水」

    68 無名草子さん :2005/12/26(月) 14:31:35
    人はなぜ追憶を語るのだろうか。
    どの民族にも神話があるように、どの個人にも心の神話があるものだ。
    その神話は次第にうすれ、やがて時間の深みのなかに姿を失うように見える。
    ーーだが、あのおぼろげな昔に人の心にしのびこみ、そっと爪跡を残していった事柄を、
    人は知らず知らず、くる年もくる年も反芻しつづけているものらしい。
    そうした所作は死ぬまでいつまでも続いていくことだろう。
    それにしても、人はそんな反芻をまったく無意識につづけながら、
    なぜかふっと目ざめることがある。
    わけもなく桑の葉に穴をあけている蚕が、自分の咀嚼するかすかな音に気づいて、
    不安げに首をもたげてみるようなものだ。
    そんなとき、蚕はどんな気持ちがするのだろうか。

    北杜夫『幽霊』より

    69 無名草子さん :2005/12/28(水) 10:40:40
    恋しさを癒すために言葉は発明されたのだ。
    ミシンと海亀はそう言って、私に、物語を書くことを勧めた。

    「愛をめぐる奇妙な告白のためのフーガ」

    71 無名草子さん :2006/01/05(木) 13:26:57
    腹上死であった、と記載されている。

    酒見堅一「後宮小説」

    72 名前:第七の新人 投稿日:2006/01/11(水) 15:27:19
    慈姑を摺り下ろしたものを、焼き海苔でくるんで脂で揚げる。昔それを食べて美味しい、と思い、もう一度食べたい、と思っているうちに五十年が経ってしまった。
    ある女流作家が、そういう随筆を書いているのが印象に残った。

    吉行淳之介『暗室』

    89 無名草子さん :2006/03/04(土) 01:53:53
    このごろずいぶんよく消える。
    いちばん最近に消えたのが上の兄で、消えてから二週間になる。

    川上弘美『消える』

    91 無名草子さん :2006/03/04(土) 06:19:58
    坂道である。
    この町では傾いた道を全て"坂"という。
    石段ですら、勾配が急すぎるので便宜上そこに段をつけたにすぎないというのである。

    さだまさし『解夏』

    93 無名草子さん :2006/03/12(日) 23:23:23
    40歳になったら死のうと思っていた。

    桐野夏生「ダーク」

    本屋で偶然開けたページに自分がぼんやり
    考えていたことがズバリ載っていてびっくりした。
    ちなみに主人公と同じ年。

    95 無名草子さん :2006/04/02(日) 01:26:19
    >>93それ確か太宰の人間失格にもあったよね

    96 無名草子さん :2006/04/02(日) 17:36:08
    >>95
    そうだっけ?中学生の時に読んだきりだから
    覚えてない。再読してみるよ。
    でも確かにあの頃は太宰にもはまってた。

    99 無名草子さん :2006/04/09(日) 22:07:00
    時刻表にも愛読者がいる。
    ―宮脇俊三『時刻表2万キロ』

    106 無名草子さん :2006/04/23(日) 11:11:45
    それは人類がはじめて月を歩いた夏だった。

    ポール・オースター『ムーン・パレス』

    107 万華鏡倉庫 :2006/04/24(月) 18:11:27
    私はそれを名づけてただ<書物>と呼び、一切の限定詞も修飾語も用いることをさし控える。

    ブルーノ・シュルツ 『書物』

    109 万華鏡倉庫 :2006/04/25(火) 01:19:00
    一九八〇年六月一日。
     いまは夜の十一時だが、わたしは眠るのがこわい。これはわたしだけではない。全世界が
    眠りにつくのをおそれている。

    フィリップ・ホセ・ファーマー 『わが内なる廃墟の断章』

    119 万華鏡倉庫 :2006/04/27(木) 21:12:48
    バス停として道端に置かれているのは等身大の若い男の姿をしたマネキン人形である。

    我妻俊樹 『霧の坂道はくちぶえの中』

    120 万華鏡倉庫 :2006/04/27(木) 23:25:17
    三つのささやかな物語―その直接の語り手は誰かということが、大事なのだが―、それを物語る
    ためにわたしはまずふたりの男のことに触れておかなくてはならない。

    ローベルト・ムージル 『黒つぐみ』

    121 万華鏡倉庫 :2006/04/27(木) 23:29:00
    小石というのはちゃんと定義することがやさしくできるような物ではない。

    フランシス・ポンジュ 『小石』

    122 万華鏡倉庫 :2006/04/27(木) 23:33:24
    必要最小限の悪夢を見た。

    少井貴子 『左耳への階段』

    123 万華鏡倉庫 :2006/04/27(木) 23:41:51
    フランツ・カフカのことは、作品を読み始める何年も前に、彼の友人であったイディッシュ語
    劇場のもと俳優、ジャック・コーンからいろいろと聞いていた。

    アイザック・シンガー 『カフカの友達』

    124 万華鏡倉庫 :2006/04/28(金) 01:32:04
    バベットを描いた当時、祖父はまだ二十歳まえだった。今日ではもう(当時でもそうかも
    しれない)、若いからといって世間知らずとは限らないが、祖父の場合はそうだった。

    レベッカ・ブラウン 『花の名前と女の子の名前』

    126 無名草子さん :2006/04/28(金) 13:58:01
    9歳で、夏だった。


    乙一 「夏と花火と私の死体」
    別によく見たらフツーなんだけど、なんか残る。

    127 無名草子さん :2006/05/01(月) 18:19:14
    どんな小説を読ませても、始めの二三行をはしり読みしたばかりで、もうその小説の楽
    屋裏を見抜いてしまったかのように、鼻で笑って、巻を閉じる傲岸不遜の男がいた。



    これ、まじで冒頭部なんだが、なぜこのことを誰も言わない!!!
    このスレにぴったりの冒頭じゃないか!!!!
    このスレを見つけたときに、すぐにこれを思い出したぜ

    津島氏の隠れた(いや、割かし有名だが)名作だぜ、気になるなら自分で探しな


    太宰治全集〈2〉小説(1)




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    コメントありがとう御座います。最新のコメントへ(213)

    1001  学名ナナシ  :2008年03月18日 14:08  ID:O2ZXv6rE0
    何か知らんが一部レスが引用扱いになってるぞ>管理人
    1002  学名ナナシ  :2008年03月18日 14:15  ID:woe8pXDX0
    頭でおっおっってなるより100Pくらい読んでみたらいつの間にか世界に入り込んでるってな本のが俺は好きだな
    1003  学名ナナシ  :2008年03月18日 14:17  ID:r.uEHWCK0
    なんか>1みたいな俺名言を作る人はちょっと引くなぁ。
    1004  学名ナナシ  :2008年03月18日 14:19  ID:qJ.rKufH0
    案の定「後宮小説」が出てたのでニヤリとした
    1005  学名ナナシ  :2008年03月18日 14:38  ID:.ZtX.Ram0
    もしかして・・・ここにある冒頭を組み合わせれば最強じゃないのか?
     
    おっと思った冒頭 + おっと思った冒頭 = ( ^ω^)おっ おっ おっ
    1006  学名ナナシ  :2008年03月18日 14:51  ID:MN95pH5c0
    筒井ワロスwwやっぱり流石だなww

    さておき、こういうスレで町田康とか舞城王太郎を挙げるってのは、どうなの。
    1007  学名ナナシ  :2008年03月18日 14:54  ID:dSdFQIIS0
    山の手線の電車に跳ね飛ばされて怪我をした、その後養生に、一人で但馬の城崎温泉へ出かけた。

    志賀直哉「城之崎にて」

    さらっと書いてるが大事故じゃねーかwwwwwwwって思った。
    1008  学名ナナシ  :2008年03月18日 14:55  ID:BSMr3leD0
    少し違うかもしれんが、
    「一粒の麦が地に落ちて死ななければ、それはただの一粒である。
    しかし、もし死んだなら、豊かに実を結ぶようになる。」
    1009  学名ナナシ  :2008年03月18日 15:07  ID:sEZQXfrZ0
    あー超おなかへったしっ♪♪
    1010  学名ナナシ  :2008年03月18日 15:07  ID:woe8pXDX0
    サンタクロースをいつまで信じていたかなんてことはたわいもない世間話にもならないくらいのどうでもいいような話だが、それでも俺がいつまでサンタなどという想像上の赤服じーさんを信じていたかと言うとこれは確信を持って言えるが最初から信じてなどはいなかった。

    ( ^ω^)おっおっと思った
    1011  学名ナナシ  :2008年03月18日 15:15  ID:6bZRNz180
    笠井潔「熾天使の夏」。
    冒頭の一文は凄かった。
    1012  学名ナナシ  :2008年03月18日 15:17  ID:CROsX7.I0
    志賀直哉だったらこれだろう。
    「好人物の夫婦」

     深い秋の静かな晩だった。沼の上を雁が啼いて通る。細君は食台の上の洋燈を端の方に引き寄せてその下で針仕事をしている。良人はその傍に長々と仰向けに寝ころんで、ぼんやりと天井を眺めていた。二人は長い間黙っていた。
    1013  学名ナナシ  :2008年03月18日 15:17  ID:bAdSFOBV0
    >>1010
    ラノベ?
    最近そういう破綻したの流行ってんのかな
    1014  学名ナナシ  :2008年03月18日 15:19  ID:6bZRNz180
    >>1013

    ハルヒじゃなかったかな。
    1015  学名ナナシ  :2008年03月18日 15:22  ID:lAeFmKMy0
    ハルヒってライ麦っぽく書いてんのかなって思ったのは俺だけか。
    1016  学名ナナシ  :2008年03月18日 15:22  ID:CROsX7.I0
    これもあげておこう。


         選ばれてあることの
         恍惚と不安と
         二つわれにあり
                  ヴェルレエヌ

     死のうと思っていた。ことしの正月、よそから着物を一反もらった。お年玉としてである。着物の布地は麻であった。鼠色のこまかい縞目が織りこめられていた。これは夏に着る着物であろう。夏まで生きていようと思った。
    1017  学名ナナシ  :2008年03月18日 15:23  ID:bAdSFOBV0
    >>1014
    そうなのか、リアル鬼ごっこの山田悠介かと思ったぞ


    1018  学名ナナシ  :2008年03月18日 15:25  ID:woe8pXDX0
    いやちょっと待てサリンジャーに謝れ。
    俺はハルヒも好きだがそいつはちょっといただけない
    1019  学名ナナシ  :2008年03月18日 15:28  ID:CROsX7.I0
     朝、食堂でスウプを一さじ、すっと吸ってお母さまが、
    「あ」
     と幽かな叫び声をお挙げになった。
    「髪の毛?」
     スウプに何か、イヤなものでも入っていたのかしら、と思った。
    「いいえ」
     お母さまは、何事も無かったように、またひらりと一さじ、スウプをお口に流し込み、すましてお顔を横に向け、お勝手の窓の、満開の山桜に視線を送り、そうしてお顔を横に向けたまま、またひらりと一さじ、スウプを小さなお唇のあいだに滑り込ませた。
    1020  学名ナナシ  :2008年03月18日 15:32  ID:md16UtWn0
    ※1005 おい!試作品ができたぞ!

    1)今日、ママンが死んだ。

    2)腹上死であった、と記載されている。

    3)この島から最初に消え去ったものは何だったのだろうと、時々わたしは考える。

    「あなたが生まれるずっと昔、ここにはもっといろいろなものがあふれていたのよ。
    透き通ったものや、いい匂いのするものや、ひらひらしたものや、つやつやしたもの・・・・・・。
    とにかく、あなたが思いもつかないような、素敵なものたちよ」

    子供の頃、そんな物語を母はよく聞かせてくれた。

    「でも悲しいことにこの島の人たちは、そういう素敵なものをいつまでも長く、
    心の中にとどめておくことができないの。島に住んでいる限り、心の中のものを順番に一つずつ、
    なくしていかなければならないの。たぶんもうすぐ、あなたにとっての最初の何かをなくす時が、
    やってくるはずよ」

    4)この国には何でもある。ただ、希望だけがない。
    1021  学名ナナシ  :2008年03月18日 15:35  ID:LM.qrjDnO
    >>1017
    待て待て、それは山田に謝れ。
    これぐらいを破綻と呼ぶなんて山田に失礼だろう。
    1022  学名ナナシ  :2008年03月18日 15:40  ID:uCDo9FnQO
    「小説の善し悪しは1P目を見れば判断できる」
    と大真面目に言ってた友人がいて引いた。
    全否定はしないけど言い切るのもねぇ。
    1023  学名ナナシ  :2008年03月18日 15:44  ID:woe8pXDX0
    ストラウスはかせわぼくが考えたことや思いだしたことやこれからぼくのまわりでおこたことわぜんぶかいておきなさいといった。
    1024  学名ナナシ  :2008年03月18日 15:49  ID:.Hqglb960
    メロスは激怒した。必ず、かの邪智暴虐の王を除かなければならぬと決意した。メロスには政治がわからぬ。メロスは、村の牧人である。笛を吹き、羊と遊んで暮して来た。けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感であった。
    1025  学名ナナシ  :2008年03月18日 15:55  ID:XBxqdyXI0
    米22
    まぁ、掴みすら出来ないと言えない事もない
    例外はいっぱいあると思うがな
    1026  学名ナナシ  :2008年03月18日 15:58  ID:RWD1axkO0
    電話が鳴っている
    1027  学名ナナシ  :2008年03月18日 15:59  ID:O2ZXv6rE0
    米19
    斜陽よりを挙げずとも太宰はメロスがあるのだから十分ではないか
    1028  学名ナナシ  :2008年03月18日 16:00  ID:O2ZXv6rE0
    「小説の一行目」委員会などというものも存在するくらいだからねえ
    1029  学名ナナシ  :2008年03月18日 16:03  ID:FrEPOe2Z0
    ここまで「蹴りたい背中」なし

    さびしさは鳴る
    1030  学名ナナシ  :2008年03月18日 16:05  ID:yAQiZqI40
    アンケートにあって安心した。
    1031  学名ナナシ  :2008年03月18日 16:21  ID:45o73G0F0
    カチっとパーツがはまる音が聞こえる。乾いたいい音だ。その場所にはまるために生まれたその部品が、あるべき場所にはまった音。
     説明書は最初に覚えた。次に用いるべき部品を箱の中から取り出し、指の力は入れすぎず抜きすぎず、慎重にその場所へと持っていく。作品を作り上げるという大きな流れから見れば意識する必要もないくらい一瞬のことで、行動として見てもいたって単調な作業ではあるのだが、全てが緊張の繰り返しだ。

    ガラクタ・パーツ
    1032  学名ナナシ  :2008年03月18日 16:25  ID:328xR2zVO
    ただ、小説の書き出しは特に気合い入れて書くのも事実だ
    1033  学名ナナシ  :2008年03月18日 16:28  ID:mnpMyWd20
    虚航船団の冒頭は俺もお気に入り。
    1034  学名ナナシ  :2008年03月18日 16:32  ID:gQJIYvde0
    冒頭とは真逆だが、場面転換や話の最後に数行だけ付け加えられる
    池波正太郎の季節描写は神。
    1035  学名ナナシ  :2008年03月18日 16:33  ID:YwxXRSB60
    アンケの森見さんの冒頭文間違ってるよ
    1036  学名ナナシ  :2008年03月18日 16:34  ID:dSdFQIIS0
    阿房列車がないのに絶望した
    1037  学名ナナシ  :2008年03月18日 16:42  ID:P9D4ncW.0
    厳密に言うと冒頭よりちょっと後の文章だが、

    僕はこの事件の犠牲者であり、加害者であり、探偵であり、
    証人であり、またトリックでもあった。

    『僕の殺人』(太田忠司)
    1038  学名ナナシ  :2008年03月18日 16:45  ID:YwxXRSB60
    ロリータの冒頭はマジで神。
    蛇足だけどロリコンの語源はこの小説です。
    1039  学名ナナシ  :2008年03月18日 16:53  ID:R4F4iSpt0
    う〜〜〜
    トイレトイレ

    山川純一「くそみそテクニック」
    1040   :2008年03月18日 16:58  ID:FnAY2VOtO
    今夜は音を立てずに人を殺す8つの方法を教えよう

    みたいな、たしかSF
    こんな始まり方なのにラストが妙にさわやかだった気が
    1041  学名ナナシ  :2008年03月18日 16:58  ID:ghhDzRA70
    胎児よ、胎児よ
    何故踊る
    母親の心が分かって
    恐ろしいのか


    ドグラマグラの冒頭。
    ここまで禍々しい力のこもった文句はそうそう書けるもんじゃないと思う。
    1042  学名ナナシ  :2008年03月18日 17:13  ID:LaAx.Qa60
    この手のには珍しく本スレのレベルが高くて驚いた。
    米には
    川島誠が紛れてるなw
    1043  学名ナナシ  :2008年03月18日 17:21  ID:cFu.flwu0
    ロリータ秀逸すぎ吹いたwwwwwww
    1044  学名ナナシ  :2008年03月18日 17:33  ID:7I6z4u5r0
    新聞記事より抜粋

    十月四日早朝、鳥取県境港市、蜷山の中腹で少女のバラバラ遺体が発見された。身元は市内に住む中学二年生、海野藻屑さん(一三)と判明した。藻屑さんは前日の朝から行方がわからなくなっていた。発見したのは同じ中学に通う友人、A子さん(一三)で、警察では犯人、犯行動機を調べるとともに、A子さんが遺体発見現場である蜷山に行った理由についても詳しく聞いている……。

    桜庭一樹「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」
    1045  学名ナナシ  :2008年03月18日 17:37  ID:8kJNz.kA0
    米1013
    あきらかに分かっているのに聞いててフイタ
    どんなことでもいちゃもんをつけたいアンチは病気だな……
    1046  学名ナナシ  :2008年03月18日 17:37  ID:bAdSFOBV0
    >>1024
    引用するなら

    メロスは激怒した。

    だけの方がステキだと思うんだ
    1047  学名ナナシ  :2008年03月18日 17:45  ID:V1j7Hst20
    >小説の善し悪しは1P目を見れば判断できる

    スティーブンキングの小説って冒頭読みにくくて、つい投げ出してしまう・・。
    ガンスリンガーとか。
    途中から面白くなるんだけど。
    1048  学名ナナシ  :2008年03月18日 17:51  ID:oPUhnEiH0
    >>3
    博数はむしろ結びが神
    1049  学名ナナシ  :2008年03月18日 17:53  ID:woe8pXDX0
    Fateは文学なのに誰も触れてない!ナンテコッタイ
    1050  学名ナナシ  :2008年03月18日 18:10  ID:ghhDzRA70
    体は剣で出来ていた・・・ってやつか。
    つーか、今更fateは文学とかいうのってアンチだけだよなww

    あと>>1045きめぇwハルヒがけなされたのがそんなに我慢できないんすか?
    1051   :2008年03月18日 18:11  ID:xTqf7INLO
    18歳で夏でバカだった。
    1052  名無し  :2008年03月18日 18:16  ID:UJ0uCKRxO
    >>1003
    名言を作るのは誰だって「俺」なんだぜ

    いや「僕」や「私」の場合だってあるだろけどさ
    1053   :2008年03月18日 18:18  ID:b87GXERxO
    めちゃくちゃ気持ちがいいぞと、誰かが言っていた。だから、自分もやろうと思った。
    1054  学名ナナシ  :2008年03月18日 18:20  ID:bAdSFOBV0
    川走、イブとアダム礼盃亭を過ぎ、く寝る岸辺から輪ん曲する湾へ、今も度失せぬ巡り路を媚行し、巡り戻るは栄地四囲委蛇たるホウス城とその周円。



    「おっ」ていうか「げっ」って感じだな
    1055  学名ナナシ  :2008年03月18日 18:21  ID:gpDAAybo0
    米1050
    たぶんそいつ本気で言ってるから放っとけ。
    にしてもハルヒオタきめえw
    1056  学名ナナシ  :2008年03月18日 18:29  ID:0vqXgVPm0
    >>17私も、草枕のその冒頭、耳に残ってるわ
    吾輩は猫である。名前はまだ無い。
    も印象的だな
    1057  学名ナナシ  :2008年03月18日 18:33  ID:AVyN3m7m0
    後宮小説が挙がっていたので満足です。
    1058  学名ナナシ  :2008年03月18日 18:35  ID:h4POgJLn0
    隴西の李徴は博学才穎、天宝の末年、若くして名を虎榜に連ね、ついで江南尉に補せられたが、性、狷介、自ら恃むところすこぶる厚く、賎吏に甘んずるを潔しとしなかった。

    高校国語人気1な山月記
    なんかリズムが好きだ
    1059  学名ナナシ  :2008年03月18日 18:36  ID:dn.pGI2K0
    >>1047
    そうか? キングの冒頭の1文はいいのが多いと思うなあ。
    そのあと、2/3くらいまで話がなかなか進まないことが多いのだが。

    * The man in black fled across the desert, and the gunslinger followed.

    * "You stole my story," the man on the doorstep said.

    * The most important things are the hardest things to say.

    * Almost everyone thought the man and the boy were father and son.

    1060  学名ナナシ  :2008年03月18日 18:41  ID:bAdSFOBV0
    吾輩は猫であるは、結びの一文も素敵


    1061  学名ナナシ  :2008年03月18日 18:47  ID:d0gLeZHFO
    あたしは追われていた。
    いや、だからどーしたと言われても困るんですけど。
    1062  学名ナナシ  :2008年03月18日 18:50  ID:2.21s6ta0
    山椒魚は悲しんだ
    『山椒魚』井伏鱒二
    1063  学名ナナシ  :2008年03月18日 18:59  ID:epfRpdJE0
    ※58
    山月記いいよな
    名文は長いものって思ってたから
    あれだけ簡潔に纏められてて
    名文だからに感動した。
    1064  学名ナナシ  :2008年03月18日 19:00  ID:hb3btF2A0
    アタシは死んだ
    1065  学名ナナシ  :2008年03月18日 19:12  ID:PPQJKEnl0
    『胎児よ 胎児よ
     なぜ踊る
     母親の心が分かって
     恐ろしいのか』

    って、すでに1041にとられてた。
    これは本当秀逸。
    そして内容は冒頭歌以上に異常で踊らされました。
    1066  学名ナナシ  :2008年03月18日 19:29  ID:AM1NjYeR0
    最近読んだものより。

    「港の空の色は、空きチャンネルに合わせたTVの色だった。」
    ウィリアム・ギブスン『ニューロマンサー』
    1067  学名ナナシ  :2008年03月18日 19:38  ID:ET8x70Xj0
    恭介が帰ってきたぞーーー
    1068  学名ナナシ  :2008年03月18日 19:52  ID:NyfC0f8O0

    春が2階から落ちてきた。




    伊坂幸太郎「重力ピエロ」
    1069  学名ナナシ  :2008年03月18日 19:53  ID:MN95pH5c0
    >>1050
    >>1055
    もうちょっとうまくやれよ。
    1070  学名ナナシ  :2008年03月18日 19:57  ID:ghhDzRA70
    米1069
    ハルヒオタが帰ってきたwww
    1071  学名ナナシ  :2008年03月18日 20:00  ID:ybRSppz70
    ・・・・・・・・・・ブウウーーーーーーーンンンーーーーーーーンンンン・・・・・・・・・・・。
    1072  学名ナナシ  :2008年03月18日 20:04  ID:8cxoYuqwO
    >>1051
    書こうと思ってたのがもうあった
    1073  学名ナナシ  :2008年03月18日 20:24  ID:gpDAAybo0
    >>1069
    今度は勝手に自演認定。
    ハルヒオタきもすぎるw
    1074  学名ナナシ  :2008年03月18日 20:42  ID:MN95pH5c0
    >>1073
    誰も自演なんて言ってないですよね?^^
    1075  学名ナナシ  :2008年03月18日 20:45  ID:By8sF2T90
    図星で顔真っ赤のアンチが必至なようで・・・
    世間的からみれば
    お前ら同属嫌悪乙
    1076  学名ナナシ  :2008年03月18日 20:48  ID:B0U9t91N0
    大理石の玄関ホールを横切るときハイヒールがカチカチと音をたてた。
    その音は、彼女にグラスの中でぶつかり合う四角い氷を思い起こさせた。
    玄関の壺に活けてあるあの秋の菊も、手を触れたらきっと粉々に砕けて氷の粉になってしまうだろう。
    1077  学名ナナシ  :2008年03月18日 20:51  ID:woe8pXDX0
    春休み万歳!
    1078  学名ナナシ  :2008年03月18日 20:58  ID:fUnz3ugG0
    スカイ・クロラは本文中からの引用で巻頭ではないんだけど
    表紙に書いてある文章が印象的。

    僕はまだ子供で、
    ときどき、
    右手が人を殺す。
    その代わり、
    誰かの右手が、
    僕を殺してくれるだろう。

    1079  学名ナナシ  :2008年03月18日 20:59  ID:ghhDzRA70
    米1074
    ガキの言い訳か?くだらねー。
    万一本気でそういってるならお前はラノベすら満足に読解できないんだろうよ
    ここのコメ欄にいても意味無いからどっかいけ、なんつってなwwガハハww
    1080  学名ナナシ  :2008年03月18日 21:01  ID:MN95pH5c0
    米1075
    お前は、人の事をとやかく言う前に日本語を勉強し直せ。
    1081  学名ナナシ  :2008年03月18日 21:01  ID:eZWPsZxl0
    本書の成立には長い準備期間を要した。まず子供のとき、日本語をおぼえなくてはならなかった。さらにそれよりもわたしは、まず生まれてくる必要があった。

    土屋賢二「われ大いに笑う、ゆえにわれ笑う」
    1082  学名ナナシ  :2008年03月18日 21:04  ID:MN95pH5c0
    >>1079
    書いてもいない事に反論したのはどうしてなのですか?^^
    1083  学名ナナシ  :2008年03月18日 21:07  ID:O2ZXv6rE0
    桜庭挙げてるやつらにいいたい、印象的な冒頭=良い冒頭ではない

    米1078
    それを言ったら森博嗣作品は表紙だけで十分だ
    1084  学名ナナシ  :2008年03月18日 21:08  ID:AOUbF6Zi0
    阿呆を煽る遊びは他でやってはくれまいか。
    何と言うか、場違いだ。
    1085  学名ナナシ  :2008年03月18日 21:11  ID:MN95pH5c0
    森博嗣っててめーもポエマー資質たっぷりなくせにどうして文系を馬鹿にできるの?
    1086  学名ナナシ  :2008年03月18日 21:12  ID:woe8pXDX0
    燃料になる米はそんな無いのにかなり頑張ってるな…
    時期的にしょうがないんだろうが。
    1087  学名ナナシ  :2008年03月18日 21:14  ID:ghhDzRA70
    もうアンチハルヒはどっかいけよ、ウザいから
    と書こうとして、読み返したら流れ的には1082はハルヒオタ派だということに気付いた
    もうどっちか分からなくてめんどくせーからどっちも消えろ、以後ハルヒ禁止な

    あ、冒頭の文はやはりドグラマグラが最高な
    1088  学名ナナシ  :2008年03月18日 21:15  ID:cXkwXf.W0
    1061あたりに可憐な魔道士がいるな
    1089  学名ナナシ  :2008年03月18日 21:16  ID:cXkwXf.W0
    スレイヤーズ1巻は面白いよね
    1090  学名ナナシ  :2008年03月18日 21:19  ID:md16UtWn0
    ドグラマグラはもう著作切れてるんだな。青空文庫にあったぞ。
    めちゃくちゃなげえ気がする

    ロリータはロリの語源らしいが、ナボコフはなんでロリータとつけたの?
    1091  学名ナナシ  :2008年03月18日 21:20  ID:ghhDzRA70
    森博嗣の面白さがわからないのは、俺が文系だからなのか・・・?
    なんだっけ、割と最近でた新刊・・・Φは壊れたね、だっけか?
    あれとか、盛り上がりもないしオチも普通にがっかりした。
    1092  学名ナナシ  :2008年03月18日 21:21  ID:MN95pH5c0
    >>1091
    安心しろ、正常だ。
    1093  学名ナナシ  :2008年03月18日 21:22  ID:eFvhB1jxO
    「バルサが鳥影橋を渡っていたとき、皇族の行列が、ちょうど一本上流の、山影橋にさしかかっていたことが、バルサの運命を変えた。」上橋菜穂子「精霊の守り人
    これの序章は神。
    1094  学名ナナシ  :2008年03月18日 21:24  ID:gpDAAybo0
    >>1091
    昔はよかったんだけどねえ
    1095  学名ナナシ  :2008年03月18日 21:25  ID:n5qmGt8ZO
    >>1091
    まあ、森博嗣は好みがはっきり分かれるからな・・・。
    そういう俺はかなり好きだけど。
    1096  学名ナナシ  :2008年03月18日 21:27  ID:ghhDzRA70
    ※1082
    表面に書いてある事しか受け取れないなら、
    風刺漫画家は失業だよ。つーか、本当に春休みだなww
    1097  学名ナナシ  :2008年03月18日 21:30  ID:ghhDzRA70
    米1091
    西尾維新は巻末で絶賛してたけどなwww
    荒木飛呂彦の件といい、西尾維新の言葉はどことなく白々しくて困るww
    1098  学名ナナシ  :2008年03月18日 21:33  ID:AOUbF6Zi0
    >>1091
    S&Mシリーズの前半はそれなりに面白かったような。
    面白かったと言うか、人物造形とか文体が新鮮だっただけかも知らんね。
    俺は数奇にして模型の辺りでついて行けなくなった。
    1099  学名ナナシ  :2008年03月18日 21:34  ID:MN95pH5c0
    >>1096
    だから、書いてもいない事に反論したのはどうしてなのですか?^^
    牽強付会って言葉を知ってますか?^^
    1100  ※1096  :2008年03月18日 21:48  ID:ghhDzRA70
    ※1099
    プッ、俺も反論してないっすよwwウィーww
    1101  学名ナナシ  :2008年03月18日 21:50  ID:.wxW.C.z0
    >>1026
    「だれかを好きになった日に読む本」で読んだ。
    すげー衝撃的だったのを覚えてる。当時小学生だったし。
    1102  学名ナナシ  :2008年03月18日 21:50  ID:MN95pH5c0
    なんだこいつ…
    1103  学名ナナシ  :2008年03月18日 21:52  ID:.5w3BDeD0
    書き出しの一行って難しいよね
    これがうまく書ければ5割は書けたに等しい、と個人的には思う
    後の5割は最後の一行
    1104  学名ナナシ  :2008年03月18日 21:52  ID:Df.Ug62k0
    俺の息子はよく俺に嘘をつく。なるほどたしかに俺の血が流れてるようだな
    1105  学名ナナシ  :2008年03月18日 22:00  ID:zILOA1on0
    >>1083
    良い冒頭を挙げるスレじゃないだろう

    印象的な冒頭=「おっ」と思った小説の冒頭
    1106  学名ナナシ  :2008年03月18日 22:05  ID:LaAx.Qa60
    面白い小説を紹介しろっていうスレだと、せいぜい百冊も読んだことなさそうな
    オタがたまたま読んだだけの本を紹介して面白くなくなるんだけど、このスレは良かった。米はまたしてもそうなりつつあるのがザンネン。
    1107  学名ナナシ  :2008年03月18日 22:05  ID:AOUbF6Zi0
    >>1103
    次の作品は二行でよろしく
    1108  学名ナナシ  :2008年03月18日 22:12  ID:ghhDzRA70
    米1106
    VIPしかいかねーからだろwww
    1109  学名ナナシ  :2008年03月18日 22:30  ID:AOUbF6Zi0
    "嵐の去った朝、市の西北八キロの海岸に、巨人の水死体が打ちあがった。"

    バラード「溺れた巨人」の冒頭。世界の黄昏といった風な雰囲気が気に入っ
    てる短編なんだけど、ここだけ読んでも訳判らんかな。
    1110  学名ナナシ  :2008年03月18日 22:35  ID:.Hqglb960
    森博嗣は文系をバカになんかしてないだろ。
    どこからそうなるんだ。
    1111  学名ナナシ  :2008年03月18日 22:44  ID:bAdSFOBV0
    森博嗣は、タイトルの意味を理解した所で閉じるのが宜しい。

    ……まぁ、最後まで読むけどな
    1112  学名ナナシ  :2008年03月18日 22:47  ID:cvNuoDJt0
    ちょっとロリータ買ってくるわ
    1113  学名ナナシ  :2008年03月18日 22:53  ID:0ZoIA72M0
    マーテルは怒っていた。血液を調節して怒りを引かせようともしなかった。

    コードウェイナー・スミス「スキャナーに生きがいはない」
    1114  学名ナナシ  :2008年03月18日 22:53  ID:3HmxszlT0
    私は悪魔憑きである。

    ラノベジャナイヨホントダヨ
    1115  学名ナナシ  :2008年03月18日 22:55  ID:3HmxszlT0
    「春が二階から降ってきた」とかな。何事かとおもった
    1116  学名ナナシ  :2008年03月18日 22:57  ID:3HmxszlT0
    上書いて思い出した。
    「かつて私は、しばしば音楽にたすけられました。いまは雨にたすけられています。」
    春も雨も、どっちも動物の名前。紛らわしくてちょっとギョっとする。
    1117  学名ナナシ  :2008年03月18日 22:59  ID:XNkBgeUc0
    ロリータは普通に面白かった記憶がある。

    1054はよく日本語に翻訳できたよな…
    佐藤友哉も言ってたがアレは凄いと思う。
    1118  学名ナナシ  :2008年03月18日 22:59  ID:7rT.jGjLO
    さんざん既出だと思うが

    ブゥゥ――――――……ン…
    1119  学名ナナシ  :2008年03月18日 23:09  ID:xZi5iyjF0
    >>1008
    明治十年の二月に永野信夫は東京の本郷で生まれた。
    1120  学名ナナシ  :2008年03月18日 23:22  ID:XBxqdyXI0
    ラノベオタは先ず空気読めよ
    1121  学名ナナシ  :2008年03月18日 23:38  ID:k2ENEu8J0
    「完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようでね。」

      村上春樹 風の歌を聴け
    1122   :2008年03月18日 23:41  ID:JqMdH2W2O
    ロリータは冒頭から飛ばすよな、タイトルで引く人多いが間違い無く名作だよな
    1123  学名ナナシ  :2008年03月18日 23:53  ID:xOQUyTWF0
    村は死によって包囲されている。
    1124  学名ナナシ  :2008年03月19日 00:26  ID:nrxMAls30
    ノックの音がした

    だな
    1125  学名ナナシ  :2008年03月19日 01:34  ID:utpNGIKc0
    この流れなら叩かれると予想しながらも書いてみる

    「その醜くも穢れきった指先で凶華様のたおやかな御腕を掴むという冒涜的行為を今すぐやめろこのユダ的背者」

    その少女は可憐な外見に似合わぬとてつもなく偉そうな口調で一気にそれだけ言うと、不良だろうが鬼だろうが一撃で泣かせてしまうような凶悪な眼光を放った。

    日日日『狂乱家族日記』
    1126  学名ナナシ  :2008年03月19日 01:42  ID:IrJ00MJd0
    >>1090
    登場する女の子はドロレスというんだが、ドロレスの愛称はロリータというんだな。
    1127  学名ナナシ  :2008年03月19日 01:53  ID:Wo6KPEUF0
    ロリータは本当に面白いけど、多分このスレで知ったひとは
    ロリータを可愛らしいロリッ娘だと勘違いしていると思う
    実際はうざいギャル系で主人公のハンバート=ハンバートが邪険にされ続ける悲しい小説ですよ
    1128  学名ナナシ  :2008年03月19日 02:50  ID:dC50FW..0
    19のやつって意訳?語訳じゃないよね?
    1129  学名ナナシ  :2008年03月19日 02:54  ID:QO4.JBLH0
    >>1125
    じゃあ、ご期待通り叩きますか

    >その醜くも穢れきった

    この時点で日本語勉強して来いと言いたくなる
    1130  学名ナナシ  :2008年03月19日 02:58  ID:DeC65rSt0
    指輪物語は小学生のとき冒頭で投げた、中学で読み直してみた
    今は読み直してよかったと思っている
    1131  学名ナナシ  :2008年03月19日 03:19  ID:dL9Czur.0
    >じゃあ、ご期待通り叩きますか
    (笑)
    1132  学名ナナシ  :2008年03月19日 03:42  ID:GbuAdvPf0
    何とかと煙は高いところが好きと人は言うようだし父も母もルンババも僕に向かってそう言うのでどうやら僕は煙であるようだった。

    舞城王太郎『世界は密室でできている。』
    1133  学名ナナシ  :2008年03月19日 06:23  ID:.4LCYb9E0
    Lolita, light of my life, fire of my loins. My sin, my soul. Lo-lee-ta:
    the tip of the tongue taking a trip of three steps down the palate to tap, at three, on the teeth. Lo. Lee. Ta.
    She was Lo, plain Lo, in the morning, standing four feet ten in one sock. She was Lola in slacks.
    She was Dolly at school. She was Dolores on the dotted line. But in my arms she was always Lolita.

    ロリータの原文のだと完璧に計算された韻がすげぇ
    1134  学名ナナシ  :2008年03月19日 06:34  ID:YN1QB.P.0
    >18の意味が>>1133読んでやっと分かった。
    カナの「ロ」をずっと「くち」と読んで意味分からなかったよ。
    1135  学名ナナシ  :2008年03月19日 09:04  ID:GebbJWdT0
    女は赤ん坊の腹を押しそのすぐ下の性器を口に含んだ。いつも吸っているアメリカ製の薄荷入り煙草より細くて生魚の味がした。

    村上龍『コインロッカーベイビーズ』

    なつかしいもの、愛しかったもの、大切にしていた、なにか。
    それらを記憶の底から取り出すとき、荒野は必ず、それの匂いから始める。

    桜庭一樹『荒野の恋』
    1136  学名ナナシ  :2008年03月19日 10:13  ID:2VDDf.C.0
    >>1059
    翻訳された日本語も併記して欲しかった
    自分で訳してみたけど誰か正しい翻訳版をお願いします

    * The man in black fled across the desert, and the gunslinger followed.
    砂漠を横切って黒衣の男が逃げ、ガンスリンガーが追った。
    * "You stole my story," the man on the doorstep said.
    "盗作したな" 玄関前の階段でその男は言った。
    * The most important things are the hardest things to say.
    最も大切な物は筆舌に尽くしがたい。
    * Almost everyone thought the man and the boy were father and son.
    殆ど全ての人がその男と少年を父子だと思っていた。

    1137  学名ナナシ  :2008年03月19日 10:28  ID:tak2GIjt0
    不倫する奴なんて馬鹿だと思っていた。妻と子供を愛してるなら、それで充分じゃないか。
    (夜明けの街で 東野圭吾)
    1138  学名ナナシ  :2008年03月19日 10:31  ID:oIFTTs8c0
    ロリータって元本英語か?
    ナボコフってロシア人じゃないの?
    1139  1083  :2008年03月19日 10:35  ID:oIFTTs8c0
    >>1105
    桜庭作品は文章が良いけど別に印象的ではない、と言いたかった
    1140  学名ナナシ  :2008年03月19日 10:50  ID:Za5F.AX40
    今度ロリータ読んでみるわ
    1141  学名ナナシ  :2008年03月19日 10:55  ID:j53M.5c.0
    無限に広がる大宇宙
    1142  学名ナナシ  :2008年03月19日 11:19  ID:jCDCE5nP0
    >>1053
    イリヤの空、UFOの夏か。
    1143  学名ナナシ  :2008年03月19日 12:47  ID:jyVInL8W0
    私ラノベを差別する訳じゃないけど、この米欄みるとやっぱ何か違うなと思っちゃうな///
    1144  学名ナナシ  :2008年03月19日 13:16  ID:o25kmPaK0
    文学ヲタが文芸界を糞塗れにした、ということがよくわかる。
    1145  学名ナナシ  :2008年03月19日 13:25  ID:454paAZn0
    「いろいろ問題はあったけど、やっぱりすべては里伽子に戻ってゆくんだと思う」
    氷室冴子「海がきこえる」

    森博嗣嫌いな人多いんですね
    「工学部・水柿助教授の日常」なんて読ませたら吐いちゃうかな
    1146  学名ナナシ  :2008年03月19日 13:26  ID:MK.fJogw0
    ここまで夜明け前なし
    1147  学名ナナシ  :2008年03月19日 14:11  ID:nKZyVE1u0
    「これは、レモンのにおいですか。」
    「いいえ、夏みかんですよ。」

    あまんきみこの「白いぼうし」。これは児童文学になるのかな。
    文章の中から色彩と香りを感じさせる出だし。
    すごく印象に残っている。


    ロリータが人気があって、なんだか嬉しい。
    ソファで寝ているロリータに覆いかぶさるようにハンバートが
    自慰するシーンを覚えている人は某有名なアニメの映画版で、
    類似のシーンを見たときに、ニヤリ。
    としたことだろう。
    1148  学名ナナシ  :2008年03月19日 14:24  ID:ABBJJbet0
    ※1050
    確かに、ライ麦もハルヒも、自分語りで展開していくからなw
    けどキョンは自分の事をあんまり語らない。シスコンなとこは似てるけどw
    1149  学名ナナシ  :2008年03月19日 15:03  ID:kVCn29i80
    こら。


    筒井康隆「読者罵倒」
    1150  学名ナナシ  :2008年03月19日 15:31  ID:QkE471zG0
    >18歳で夏でバカだった。

    ロッキンホースバレリーナだっけ?大槻 ケンヂの
    1151  学名ナナシ  :2008年03月19日 15:54  ID:60.qDwY60
    私の仕事は国境を越えることだ

    J.G.バラード「コカイン・ナイト」
    1152  学名ナナシ  :2008年03月19日 16:21  ID:Wo6KPEUF0
    >>1138
    母言語以外の人間が英語で書いた作品としてロリータは奇跡的な成功例。
    最近母言語以外の人間(中国人)が書いた作品が芥川賞候補になって落選したけど、
    比べようも無いくらいレベルの差がある。
    1153  学名ナナシ  :2008年03月19日 16:33  ID:XSyUiUoY0
    そもそもの始めは七月のある晴れた午後だった。とびっきり気持ちの良い日曜日の午後だ。芝生の上に丸めて捨てられたチョコレートの包装紙でさえ、そんな七月の王国にあっては湖の底の水晶のように誇らし気に光り輝いている。不透明で優し気な光の花粉がはにかみながら、ゆっくりと地表に舞い降りていた。
    村上春樹「貧乏な叔母さんの話」

    背筋をまっすぐ伸ばして目を閉じると、風のにおいがした。まるで果実のようなふくらみを持った風だった。そこにはざらりとした果皮があり、果肉のぬめりがあり、種子の粒たちがあった。果肉が空中で砕けると、種子はやわらかな散弾となって、僕の裸の腕にのめりこんだ。そしてそのあとに微かな痛みが残った。
    村上春樹「めくらやなぎと眠る女」
    1154  学名ナナシ  :2008年03月19日 17:31  ID:WTE5xd4B0
    私がこの世でいちばん好きな場所は台所だと思う。
    キッチン/よしもとばなな
    1155  学名ナナシ  :2008年03月19日 18:34  ID:.Qit50K50
     時は宇宙。処は未来。
    (訂正)
     朱鷺は未来。野老(ところ)は宇宙。
    (再訂正)
     ときはみらい。ところはうちゅう。
    (修正)
     ときは未来。ところは宇宙。
    (ま、こんなものでよかろう)
     ぼくが目覚めていちばん最初に感じたのはそういうことだった。

    神林長平『宇宙探査機 迷惑一番』より。

    神林の文章センスは素敵だと思うんだ。
    1156  学名ナナシ  :2008年03月19日 18:50  ID:MiiJvcgy0
    ロリータ原文すげ。

    高橋源一郎出すのなら
    「むかしむかしあるところに」
    が一番だと思ったんだけど。
    1157  学名ナナシ  :2008年03月19日 18:58  ID:LeIlHWv20
    人の世の旅路の半ば、ふと気が付くと、私はますぐな道を見失い、暗い森に迷い込んでいた。
    ああ、その森のすごさ。こごしさ、荒涼ぶりを、語ることはげに難い。
    思い返すだけでも、その時の恐ろしさが戻ってくる!

    ダンテ「神曲」
    1158  学名ナナシ  :2008年03月19日 20:25  ID:2aKMqHpE0
    結びだったら「リリィ・シュシュのすべて」を

    ニンゲンハ、トベナイ

    ゾッっときたね
    1159  学名ナナシ  :2008年03月19日 21:09  ID:GebbJWdT0
     戦闘開始から十分間、兵士は恐怖に溺れる。
     想像してみるがいい。
     鋼鉄の死が飛び交う場所だ。
    桜坂洋『All You Need Is Kill』
    このラノベは筒井が『ダンシング・ヴァニティ』と『ビアンキ・オーバーステディ』を書く一要因になったらしい。
    1160  学名ナナシ  :2008年03月19日 21:15  ID:.qM91VKu0
    米欄きめえよ
    1161  エリ  :2008年03月19日 21:40  ID:rccRW42X0
    目を開けたら、そこはいきなり異世界だった。


    神坂一『日帰りクエスト』
    全4巻だけど面白かった。
    1162  学名ナナシ  :2008年03月19日 21:41  ID:b.JQ.Wse0
    >>1123
    小野不由美懐かしい!
    もっかい読み直そうかなぁ。

    冒頭で好きなのは「歴史とは何か」あれ、何かって平仮名だっけなぁ。
    E・H・カーの冒頭には痺れた気がする。
    1163  学名ナナシ  :2008年03月20日 01:11  ID:JAvOWA3L0
    天ぷら屋が襲ってくるのか日の出通りって
    玉造って怖いな(´・ω・`)
    1164  学名ナナシ  :2008年03月20日 02:31  ID:kKSXceqF0
    重力ピエロの一行目が良かったと思う俺が。最近、読んだ中ではこれがダントツ。

    頭ひとつ、出ていた。

    北方水滸伝の一行目。19巻に及ぶあのくそ長いシリーズの一行目がたったこれだぜ?
    いきなり場面が眼に浮かぶし、しかも、すげーかっこいい!!
    これに勝るものに、なかなか出会えない。
    1165  学名ナナシ  :2008年03月20日 02:57  ID:nbp.uizC0
    寄せてはかえし
    寄せてはかえし
    かえしては寄せる波の音は、何億年ものほとんど永劫に近いむかしからこの世界をどよもしていた。


    光瀬龍の「百億の昼と千億の夜」。
    あしゅらおおおおお!
    1166  学名ナナシ  :2008年03月20日 03:20  ID:KVWj0dAY0

    やっぱ人それぞれなんだな。
    どれも「おや」っと思えなかった。
    1167  学名ナナシ  :2008年03月20日 04:26  ID:kKSXceqF0
    >1158
    ネタばれ以上のマナー違反。
    そんなこと、書くなよ……。

    >1166
    選んで手にして、本を前にして、
    装丁、遊び紙、内表紙、目次、序文、とめくっていって現われる一行目と、
    突拍子もなくここにただ書かれた一行目では、やっぱり重みが違うからね。好みもあるし。

    でも、実際、なかなかないのも確か。
    1168  学名ナナシ  :2008年03月20日 07:11  ID:4sP4RFnI0
    >>1160
    きめぇwww
    1169  学名ナナシ  :2008年03月20日 07:50  ID:U6EPOPQ40
    冒頭と結末に一番腐心した作家はH.P.ラブクラフトだろう。
    1170  学名ナナシ  :2008年03月20日 09:48  ID:02oW0iG60
    森博嗣は小説でもブログでも「理系と文系を区別してる奴はバカ」って断言してるのにね
    春休み多過ぎだろ
    1171  学名ナナシ  :2008年03月20日 09:56  ID:TxI7qxvi0
    >>1007
    そこはさらっと書いとかないと、そこに読者が注目しちゃって後々の話に本腰いれないから、って現国で習ったよ。
    1172  学名ナナシ  :2008年03月20日 10:22  ID:QwedvJGT0
    愛は祈りだ。僕は祈る。
    1173  学名ナナシ  :2008年03月20日 12:42  ID:9CIAB0430
    「今は昔」
    1174  学名ナナシ  :2008年03月20日 14:25  ID:M9bOKMn.0
     この世の中には「陰謀」が存在する。
     しかし、他人の口からまことしやかに語られる陰謀は、九十九パーセント以上の確率で、ただの妄想、もしくは意図的な大嘘にすぎない。
    1175  学名ナナシ  :2008年03月20日 14:50  ID:dq8lsQK90
    森博嗣すべてがF読んだけどいまいちだったな・・・


    にしても本文で日本国憲法とかあげちゃうやつが痛すぎる
    1176  学名ナナシ  :2008年03月20日 17:31  ID:H8fwncgP0
    すべてを許して、すべてを否定して、癒しては傷つけて、敵となり味方となり、笑いころげているような、そんな真っ青な狂気になりたかった。
    1177  学名ナナシ  :2008年03月20日 18:35  ID:4VZin7EP0
    森博嗣はS&Mのラスト付近からマンネリくさくなったような。
    日記とか水柿助教授とかの随筆っぽい作品の方が好きだな。
    1178  学名ナナシ  :2008年03月20日 19:30  ID:GbNdTRwa0


    クリック?
    クラック!


    さあ、今日は『シンデレラ』のお話をしましょう。


    甲田学人「断章のグリム」
    とりあえずMissingを先に読む事をすすめる。文章で本当に恐いと思える作家は稀少。ラノベと馬鹿にせず是非最後まで読んでみるべき。
    1179  学名ナナシ  :2008年03月20日 19:52  ID:dhP.21rO0
    グレーゴル・ザムザがある朝、なにか不安な夢から目を覚ますと、自分がベッドで巨大な虫に変わっていることに気づいた。  フランツ・カフカ「変身」

    冒頭で物語に引き込まれた。しかも結局変身した原因が不明。
    1180  学名ナナシ  :2008年03月20日 21:01  ID:CQqP0Hnt0
    「片腕を一晩お貸ししてもいいわ。」と娘は言った。そして右腕を肩からはずすと、それを左手に持って私の膝においた。


    川端康成『片腕』。俺のベストはこれか『ロリータ』かなあ。
    1181  1180  :2008年03月20日 21:03  ID:CQqP0Hnt0
    で、一番笑えたのは>>120にも出てるロベルト・ムージルの『特性のない男』。


    大西洋上には低気圧があった。それは東に移動しながら、ロシアをおおう高気圧にむかって進んでいたが、これにさえぎられて北方に転ずる徴候はまだしめしていなかった。等温線と等暑線がその責をはたしていた。気温は、年間平均気温、極寒極暑両月の気温、非周期的な月間気温変動にたいして秩序正しい関係にあった。日の出、日の入り、月の出、月の入り、月、金星、土星環の位相、その他おおくの重要な現象は、天文年鑑の予報と一致していた。大気中の水蒸気は最高張力をしめし、空気の湿度は低かった。いささか古風だが、この事実を的確にひとくちでいえば、つまり、一九一三年八月のある晴れた日だった。


    なめとんのかとwww
    1182  学名ナナシ  :2008年03月20日 23:47  ID:dVNZpfnv0
    >>1180
    激しく分かる!
    絶対趣味合うと思った。
    1183  学名ナナシ  :2008年03月21日 00:44  ID:nZ4b50.Z0
    遠藤周作の「深い河」の冒頭は凄い。

    「やき芋ォ、やき芋、ほかほかのやき芋ォ。

     医師から手遅れになった妻の癌を宣告されたあの瞬間を思い出す時、磯辺は、診察室の窓の下から彼の狼狽を嗤うように聞こえたやき芋屋の声がいつも甦ってくる。

     間のびのした呑気そうな、男の声。
     やき芋ォ、やき芋、ほかほかのやき芋ォ。」

    遠藤は演出の天才だと思う。


    >1138

    ナボコフはロシア生まれだがロシア革命のときに亡命。「ロリータ」はアメリカで執筆された。

    ナボコフが本当にすごいのは、あれだけの名文を母語でない英語で書いてのけたことだとひそかに思っている。
    1184  学名ナナシ  :2008年03月21日 01:35  ID:1qSMfboN0
    「わたし、人殺しがしたいんです」
    「そりゃ、だれだって」
    「冗談じゃないんです。本気でそう思ってるんです」
    「だれだってそう思ってますよ。当然です。ぼくも長いリストをもってます。女房を筆頭とする」
    「わかっちゃいないなあ。わたしはね、本気で人を殺すつもりなんですよ」

    パーネル・ホール「探偵になりたい」

    1185  学名ナナシ  :2008年03月21日 01:58  ID:oFevoDC80
    オハラって美人じゃなかったのか・・・でもモテモテじゃなかったか?
    1186  学名ナナシ  :2008年03月21日 03:19  ID:NdbENzwR0
    陽気のせいで神も気違(きちがい)になる。

    夏目漱石「趣味の遺伝」
    1187  学名ナナシ  :2008年03月21日 10:08  ID:ar8M0NCY0
    1019

    それ何だっけ…?
    文章は覚えてるのにタイトルも作者名も思い出せない。
    教えて下さいな〜。
    1188  学名ナナシ  :2008年03月21日 12:45  ID:09emrKOJ0
    なんて素晴らしいスレ・・
    1189  学名ナナシ  :2008年03月21日 19:17  ID:OjVp4pMV0
    満90歳の誕生日に、うら若い処女を狂ったように愛して、自分の誕生祝いにしようと考えた。

    ガルシア・マルケス「わが悲しき娼婦たちの思い出」
    1190  学名ナナシ  :2008年03月21日 20:13  ID:Qld9xIcM0
    カミュの異邦人挙げてる人いるけど、紹介するなら


    今日ママンが死んだ。もしかすると昨日かもしれないが私にはわからない。


    ここまでのほうがよくね?もちろんママンが死んだだけでもいいけど、これは邦訳の素晴らしさが大きいし。まあ有名どころなのでどうでもいいっちゃいいけれど。
    1191  学名ナナシ  :2008年03月21日 20:34  ID:w1AWf3lH0
    >>1187
    太宰治の『斜陽』じゃないかな。
    1192  学名ナナシ  :2008年03月21日 21:19  ID:ZDJaI4Kb0
    めちゃくちゃ気持ちいいぞ、と誰かが言っていた。
    だから、自分もやろうと決めた。
    山ごもりからの帰り道、学校のプールに忍び込んで泳いでやろうと浅羽直之は思った。
    1193  学名ナナシ  :2008年03月21日 22:00  ID:GAL9gto10
    >>1040
    >今夜は音を立てずに人を殺す8つの方法を教えよう
    >みたいな、たしかSF
    >こんな始まり方なのにラストが妙にさわやかだった気が

    多分、ジョー・ホールドマンの「終わりなき戦い」
    でもラストは爽やかじゃないとオモ。

    ちなみに同作者の「終わりなき平和」は続編ではないので、
    期待して買ってはいけないwwwwwww
    1194  学名ナナシ  :2008年03月21日 23:58  ID:yteeyAAKO
    「この小説には暴力シーンやグロテスクな表現が含まれています」。

    絶対挙がってると思ったらなかったので一応挙げとく。
    1195  学名ナナシ  :2008年03月22日 00:01  ID:ocHuvMOGO
    「女の子のおちんちんは、おなかのなかについてるの」

    ジャン=ジャックの自意識の場合/樺山三英

    最近ではこれが強烈だった。
    1196  学名ナナシ  :2008年03月22日 17:32  ID:grIAzGr60
    どうせ「雪国」ばっかりだろうと思ってたから驚いた
    みんないろいろ読んでるんだな
    1197  学名ナナシ  :2008年03月22日 22:30  ID:dka9Q9dj0
    池澤夏樹がないとは・・・
    「この世界がきみのために存在すると思ってはいけない。世界はきみを入れる容器ではない。」
    (スティル・ライフ)

    芥川賞の審査会ではこの冒頭で評価が割れたらしい。いつもは「ま、こんなもんですワ」的なコメントをしてた開高健が珍しくほめてたな、冒頭以外は。
    1198  学名ナナシ  :2008年03月23日 01:17  ID:5xj14NfT0
    ニューロマンサーも、百億の昼と(ryも、フィネガンズ・ウェイクも、みんな米欄で先に挙げられてたのでワロタw
    1199  学名ナナシ  :2008年03月23日 15:18  ID:ALv9w7GI0
    何故どすこいがないのか
    1200  学名ナナシ  :2008年03月25日 01:01  ID:kYOvaYXE0
    「ラ行しか知りません」

    僕は夜空に向かって叫びました。「らりるれろらりるれろらりるれろ!」


    俺のトラウマです。
    1201  学名ナナシ  :2008年03月26日 17:31  ID:sjvNumUq0
    「絡新婦の理」

    あれは結末で更に!!!!になる
    1202  学名ナナシ  :2008年03月26日 20:43  ID:umBrIEJz0
    ドグラマグラのアレって「巻頭歌」であって小説の本文じゃないよな?だったら俺も

    ―H・T、K・H両先生はじめ、すべて“大いなるもの”に立ちむかいつつある人々に―

    ―K・Tおよび、疾病と闘うすべての人々に。


    小松左京 「日本沈没」、「復活の日」
    これに燃える 
    1203  学名ナナシ  :2008年03月27日 00:47  ID:o5bMYuYn0
    断っておくが、おれは自分で自分がそう好きなわけじゃない。それどころか、いやでいやでたまらないくらいなんだ。第一おれは、自分をそう信用してもいない。ショウチュウを飲む人間なんて、原則的に信用すべきでないとさえ思っている。ショウチュウを飲みすぎると、人間は必ず魚類に変化するんだ。現におれのおやじも、おれの見ている前で魚になった。

    安部公房 「水中都市」
    1204  学名ナナシ  :2008年03月27日 22:44  ID:WyN38Ppt0
    北さんの「幽霊」は全文綺麗
    1205  学名ナナシ  :2008年03月28日 13:01  ID:nyvGwmDJ0
    「第1 図書館は資料収集の自由を有する。
    第2 図書館は資料提供の自由を有する。
    第3 図書館は利用者の秘密を守る。
    第4 図書館はすべての検閲に反対する。
    書館の自由が侵されるとき、われわれは団結して、あくまで自由を守る。」

    図書館戦争の序文というか図書館の自由に関する宣言っていうものなんだけど痺れた。
    1206  学名ナナシ  :2008年03月30日 18:21  ID:Lpgtozvm0
    正確には冒頭じゃないけど

    恥の多い生涯を送って来ました。

    太宰治「人間失格」
    本文にはそこまで惹かれなかったが
    この一文に何故か凄い衝撃を受けた
    1207  学名ナナシ  :2008年03月30日 19:46  ID:mjT9gI.60
    真昼である。特別急行列車は満員のまま全速力で馳けていた。沿線の小駅は石のように黙殺された。

    横光利一 「頭ならびに腹」
    1208  学名ナナシ  :2008年04月09日 16:26  ID:OgeFWnUH0
    むーん むんむん
    ずどどえゃー
    薪割りおしまいっと!



    後に数億冊売れる本の冒頭です。小説ではないですが。
    1209  学名ナナシ  :2008年05月11日 00:46  ID:0USY.noo0
    小説じゃないが
    『「かまいたちの夜」というゲームがある。』
    冒頭の一文だけでファンを困惑させてくれた。
    まぁ面白かったけど。
    1210  学名ナナシ  :2008年07月01日 00:11  ID:JM6k6u1L0
    江戸川乱歩無いんだなぁ
    白昼夢より〜
    あれは、白昼の悪夢であったか、それとも現実の出来事であったか。
    晩春の生暖かい風が、オドロオドロと、火照った頬に感ぜられる、
    蒸し暑い日の午後であった。
    1211  学名ナナシ  :2008年07月21日 15:37  ID:mPZtAS0V0
    >>1068
    まったく同じの使おうとしていた俺に謝れwww
    1212  学名ナナシ  :2008年10月11日 08:00  ID:9Fdf3AQ50
    「父は闘いを見るのが好きで、母は闘うことが好きだった。」

    本の名前忘れたorz
    「さくらんぼの性は」書いた人

    ちなみに冒頭で小説の半分以上が決まるとかいうラノベ的な発想はやめてくれ……
    その本が名作かどうかってのは、あらすじとか冒頭分だけじゃ判断できないんだよ

    あとロリータで話盛り上がってるが、あれは鬱小説
    主人公の男性が、少女が成長するにつれてどんどん絶望していくという話
    1213  学名ナナシ  :2008年10月11日 10:41  ID:hsHIeTRu0
    「やめさせてください」
    若い教師はぐいと肩を張り、両足をふんばって勧告した。こめかみがピクピクしている。
    「ぜひとも、なんとしても、断固、あれをやめさせてください。さもなければやめさせてください」
    権藤教頭は、机の上の書類ばさみをなんとなくいじりながら、考えた。止めさせてください、と、辞めさせてください、か。そこで言った、
    「宮崎先生、あなたは、今おっしゃった言葉を漢字で正確に書くことができますか」
    沸き立つ怒りという熱湯に水をさされて、宮崎教師をまばたきをした。ビックリ水いうやつだ。権藤教頭は思った。中華そばをゆでるときには途中でさし水することを忘れてはいけない。そのあともうひと煮立ちさせたら火を止めるのがコツだ。
    だが、宮崎教師は中華そばではない。怒りはまたふつふつと湧き上がり、止まらなかった。吹きこぼれてきた。

    宮部みゆき『サボテンの花』
    中華そばの辺りが好きなんだがちょっと長いかな。
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